ドジャース指揮官 大谷翔平とのベンチ内“激論”の理由明かす「いい打撃ができていると再確認しただけ」
2024年4月28日（日）8時15分 スポーツニッポン
◇インターリーグ ドジャース4—2ブルージェイズ（2024年4月27日 トロント）
ドジャースの大谷翔平投手（29）が27日（日本時間28日）、敵地でのブルージェイズ戦に「2番・DH」で先発出場。連日敵地ファンから大ブーイングを受ける中、第2打席は花巻東の先輩にあたる菊池雄星投手（32）から自己最速となる119.2マイル（約191.8キロ）の強烈な打球で右前適時打を放ち、2試合連続打点をマークした。菊池とは3打数1安打1打点だった。大谷は5打数1安打1打点で、4—2で勝利したチームは今季最長を更新する6連勝とした。
初回の第1打席は無死三塁で二ゴロに倒れたが、第2打席も再び好機でめぐってきた。2—0とリードを広げた2回2死一、三塁。大谷はカウント2—2から5球目の98マイル（約157.7）キロを完璧に捉えると、119.2マイル（約191.8キロ）の強烈な打球で一、二塁間を破り、チーム3点目となる打点を挙げた。打球速度119.2マイルは自己最速、ドジャース史上でも最速で、今季のここまでのMLB全体でも最速となった。
デーブ・ロバーツ監督は試合後、「彼は信じられないほど素晴らしい。強烈な打球を飛ばしている。私は彼がストライクゾーンをコントロールしていることに感心させられている。彼はストライクゾーンの球を勝ち取っている（＝投げさせている）。あの打席でも低めの球を見逃し、強打できるニトロゾーン（ベルト付近）の球を呼び込んだ。第1打席も良かったが、ただ結果が出なかっただけ。ああやってストライクゾーンをコントロールすれば、いいことが起こる。打線は1番から9番まで素晴らしい。菊池はすごい投手だが、いい打撃をしていた。随所に得点できたのは大きかったし、状況に応じた打撃もできていた」と振り返った。
また「ダグアウトで大谷としばらく真剣な話をしているように見えたが？」との質問には「深刻な話ではない。いい打撃ができている、と再確認しただけだ。おまえのアプローチはいい、正しいプレーをしていると伝えた。彼は実際にそれをしている」と説明した。
