不調続くロドリゴ、レアル・マドリード退団を検討か…メガクラブからオファーの可能性？

　レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWロドリゴに退団の可能性が浮上しているようだ。4月30日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

　現在24歳のロドリゴは2019年夏に母国の名門サントスからレアル・マドリードへ加入した。徐々に頭角を表すと、昨シーズンからはかつて数多の名選手が背負ってきた「11番」を継承。ここまで公式戦通算267試合で68ゴール50アシストをマークし、数々のタイトル獲得に貢献している。

　今シーズンはフランス代表FWキリアン・エンバペ、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール、イングランド代表MFジュード・ベリンガムと“ファンタスティック4”と称される強力な前線を形成し、ここまで公式戦50試合出場13ゴール10アシストという成績を残しているロドリゴ。しかし、2月以降に行われた公式戦22試合でわずか1ゴールと直近は不調に陥っており、パフォーマンスへの批判も上がっている。

　報道によると、加入以来最も困難な時期を過ごしているロドリゴは、今夏にクラブを去ることを検討しているとのこと。現在のチームで自身が思うようなパフォーマンスを発揮できていないことから、レアル・マドリードでの時間が終わりに近づいていると考え始めているようだ。また、バロンドールとFIFA年間最優秀選手賞においてトップ20から外れたことが契機となり、退団を考慮するようになったとも報じられている。

　ロドリゴとレアル・マドリードの現行契約は2028年6月末まで。『マルカ』は欧州の複数メガクラブが獲得に興味を示す可能性があると指摘している。カルロ・アンチェロッティ監督の退任と新指揮官就任が濃厚とも報じられる中、ロドリゴはどのような決断を下すのだろうか。今後の動向に注目が集まる。