トナーリ、50件の賭博違反でFAから2カ月出場停止処分…ニューカッスルの試合も賭けの対象に

2024年5月3日(金)9時27分 サッカーキング

FAからも出場停止処分を受けたトナーリ [写真]=Getty Images

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 イングランドサッカー協会(FA)は2日、ニューカッスル所属のイタリア代表MFサンドロ・トナーリに対し2カ月間の出場停止処分を科すことを発表した。

 現在23歳のトナーリは昨年夏に推定総額7000万ユーロ(約115億円)の移籍金でニューカッスルに加入し、シーズン序盤の公式戦12試合に出場。しかし、ミラン在籍時に賭博規則に違反していたことが判明し、昨年10月にイタリアサッカー連盟(FIGC)から10カ月間の出場停止処分を言い渡された。さらに、今年3月にはニューカッスル加入後の約2カ月間で50回に渡りFAの賭博規則に違反した疑いが浮上。調査の結果次第で追加処分の可能性があると報じられていた。

 今回の発表によると、トナーリが2023年8月12日から10月12日までの期間にサッカーの試合に賭けていたことが判明したとのこと。50回に渡りFAの賭博規則に違反したことを選手本人も認めたようだ。これを受け、FAの独立規制委員会は同選手にサッカーおよびサッカー関連活動への2カ月間の出場停止と2万ポンド(約383万円)の罰金処分を科すことを決定したという。

 2カ月間の出場停止処分には執行猶予が付いており、2024−25シーズン期間中には適用されない模様。このため、トナーリはFIGCから科された既存の出場停止処分が終了する今年8月27日以降の公式戦には出場可能なようだ。また、出場停止期間中にFAの賭博規則に違反しなかったが場合、今回科された処分はなくなるとのこと。しかし、再び賭博規則違反が確認された場合には追加処分を受けることになるという。

 なお、今回の調査結果により、トナーリがニューカッスルの試合を賭けの対象としていたことも明らかに。対象となったのはブライトン戦やバーンリー戦、ブレントフォード戦、マンチェスター・シティ戦、ウェストハム戦などで、いずれもニューカッスルの勝利にベットしていたという。同選手はこの5試合のうち4試合に出場している。

 所属クラブのニューカッスルはトナーリが追加処分を受けた事実関係を明かしたうえで、「サンドロはクラブの全面的なサポートを受けて治療計画と教育プログラムを継続しており、今後もチームメイトとトレーニングを続ける予定だ」と発表している。

サッカーキング

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