F1 Topic:コロナ禍で不測の事態に備えるFIA。万が一の際はハービー・ブラッシュがレースディレクターに

2022年5月6日(金)19時26分 AUTOSPORT web

 2022年の開幕戦からF1のレースディレクターを務めてきたニールス・ヴィティヒが、今週末の第5戦マイアミGPでも、引き続きその職を続けることが明らかになった。

左端で手を上げているのがレースディレクターのニールス・ヴィティヒ


 ヴィティヒに関しては、前戦エミリア・ロマーニャGP後に新型コロナウイルス検査で陽性となったとヨーロッパのメディアが報じていた。ヴィティヒと同様、今年からレースディレクターに就任したエドゥアルド・フレイタスも陽性になったと報じられていたため、もしも2人が陽性のままの場合、誰がレースディレクターを務めるのかが注目されていた。


 FIAは公式にふたりの健康状態を公表していないが、関係者によれば、ふたりとも2回の陰性結果を経て、ヴィティヒはF1マイアミGP、フレイタスはベルギーで行われるWEC世界耐久選手権へ向かったという。


 ただし、コロナ禍はまだ完全に収束しておらず、今後も再び感染する可能性はあり、そのような場合にレースディレクターをどうするのかについては懸案事項になっていた。


 これに関して、今年からFIAのシニアアドバイザーに就任して、ふたりのレースディレクターを支えているハービー・ブラッシュは、「そのような不測の事態に陥れば、私がレースディレクターを務めることになるだろう」と語った。

ハービー・ブラッシュ(左)とニールス・ヴィティヒ(右)


 ブラッシュは、前任のマイケル・マシの前にレースディレクターだったチャーリー・ホワイティングとともに、長年F1のレースをコントロールしてきた重鎮。マイアミGPの木曜日に行っていたコース下見も、万が一に備えてか、ヴィティヒとブラッシュは、数十メートルの間隔をあけて、別のグループとともに歩いていた。

長年F1を支えてきたブラッシュ(左)。中央はF1のチーフテクニカルオフィサーを務めるパット・シモンズ

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