古巣J2札幌サポの良さは?チャナティップ「応援が文化」スパチョークに言及も
2025年5月7日(水)11時15分 FOOTBALL TRIBE

北海道コンサドーレ札幌は5月6日に行われた明治安田J2リーグ第14節で、ジュビロ磐田に2-4で敗北。J2降格後も苦戦を強いられるなか、タイ代表MFチャナティップ・ソングラシン(BGパトゥム・ユナイテッド)が古巣札幌のサポーターやMFスパチョーク・サラチャートに言及している。
タイメディア『ボールタイ』で6日に掲載されたインタビュー記事によると、チャナティップは「僕の古巣であるコンサドーレはJ2に降格したけど、チームやスパチョークを応援したい。どんなに状況が悪くても、サポーターはいつも応援してくれるよ。向こう(札幌)のサポーターは、応援が文化として根付いている。チームのレベルは落ちたかもしれないが、それもまたサッカーの一部。外の人間は、チームの中で何が起こっているか分からない」とコメントしたという。
チャナティップの札幌移籍をきっかけに、Jリーグへ挑戦するタイ代表選手は増加。DFティーラトン・ブンマタン(ブリーラム・ユナイテッド)が横浜F・マリノス時代にJ1優勝を成し遂げた一方、MFジャルンサック・ウォンコーン(セレッソ大阪)をはじめ結果が出ない選手も一定数存在する。
そんなタイ人選手のJリーグ挑戦について、チャナティップは「日本でプレーするチャンスを得るのは、以前より簡単になったと思うけど、実際に試合に出るのは非常に難しい。日々競争が繰り広げられているからね」と、自身の経験などをもとに私見を披露。「ひとりで暮らすことになれば、孤独との戦いもある。試合ごとにSNSの世界にも向向き合わなければいけないよ」などと、異国で感じるプレッシャーにも触れている。
チャナティップは2017年夏、タイ1部ムアントン・ユナイテッドから札幌へ移籍すると、四方田修平、ミハイロ・ペトロヴィッチ元監督のもとで活躍。2018シーズンにはJリーグベストイレブンのタイトルを獲得したが、2022年1月に札幌から川崎へ完全移籍して以降は出場機会に恵まれず、わずか1年半で退団している。