もし楽天が「石井一久GM」のままだったら、最下位の「石井監督」を解任するか否か

2023年5月8日(月)11時0分 ココカラネクスト

最下位と苦戦する石井監督(C)CoCoKARAnext

 楽天・石井一久監督(49)の表情がさえない。5月5日から6位日本ハムとの敵地3連戦は1勝2敗でカード負け越し。初戦で敗れ、5年ぶりとなる最下位に転落。6日に1勝したが、7日のサヨナラ負けで再び最下位となった。

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 「(最下位に)まだこれからだと思います」「(抑えの)松井につなぐまでの中継ぎが苦しい」と石井監督。ゴールデンウィークを終え、チームは12勝17敗の借金5と苦境にあえぐ。

 GM職を昨シーズン限りで辞し「監督専任」となって臨む背水の今シーズン。17敗のうち、中継ぎの敗戦投手が7度。チーム打率.213は12球団ワーストと、歯車がかみ合わない。采配も振るわず、ファンの不満は爆発寸前。SNSでは「今すぐ石井監督をクビにしてチームを建て直すべき」と責任を問う声が噴出している。

 たたかれる発端は自らの発言にもある。18年9月から楽天GMに就任。19年3位だった平石洋介監督を就任1シーズンで解任し、理由を「ぼくのなかで3位はBクラスと同じ」と話した。優勝以外は意味がないというニュアンスと思われるが、ファンには違う受け止め方をされた。

 20年4位の三木肇監督も1年で解任。石井GM自ら兼任監督となって指揮をとった21年3位、22年4位に終わった。今季から監督専任となる際には「3位の平石をクビにして、4位の石井留任は意味不明」「他人に厳しく自分に甘い」「保身に走っているだけ」とネットでは批判が相次いだ。

 GM時代は人脈を活用し、毎年のように他球団から大物選手を獲得した。編成を強化しても、結果を出せない監督には厳しい目を向けてきた。ところが自ら監督になると、成績不振でも責任をとらない。「3位はBクラス」発言が尾を引き、自らに降りかかっている。

 外部からの補強選手は全盛期をすぎ、衰えが目立ちはじめた。生え抜き選手は伸び悩み、外国人助っ人の補強も失敗が続いている。もし「石井GM」のままだったとしたら、最下位の「石井監督」にどのような評価を下すだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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