元湘南の小杉啓太、ステップアップ移籍か。A代表入り熱望も「連絡はない」
2025年5月11日(日)11時0分 FOOTBALL TRIBE

5月9日に行われたUEFAカンファレンスリーグ(UECL)準決勝第2戦で、スウェーデン1部ユールゴーデンIFはプレミアリーグのチェルシーとアウェイで対戦。ユールゴーデンに所属する元湘南ベルマーレ(2018-2023)のDF小杉啓太が先発フル出場を果たしたが、0-1で敗戦し、2戦合計1-5で大会敗退が決まった。
敗退後の9日にスウェーデンメディア『Fotbollskanalen』の取材に対し、ユールゴーデンのクリステル・マティアソンコーチは「自チームのFWトビアス・グリクセンと小杉は特に目立っていた。今後、他クラブからの関心が高まる可能性があり、引き留めは難しくなるかもしれない」と述べた。
また、小杉のパフォーマンスについては「(怪我人の関係で)いつもの左サイドバックでなく初めての右サイドバックだったが、落ち着いていた。この試合を誇りに思ってよい」と高く評価している。
一方、同クラブのスポーツディレクターのボッセ・アンデション氏は「注目が集まるのは当然だ」と話し、移籍の可能性については否定せず冷静に受け止めているようだ。
また、同メディアによれば、この試合には日本から4名の記者が現地入りし、小杉に密着取材を実施。インタビューで小杉は「A代表に入りたい。6月にはワールドカップ予選があるので、そこに選ばれたい」と語ったが、「代表からはまだ何の連絡もない」とも明かしている。
さらに、試合会場で日本国旗を掲げるユールゴーデンのサポーターについて「どこで試合をしても日本の旗を見かける。とても誇らしい」と述べ、「応援してくれる人に自分の力で応えたい」と感謝を口にした小杉。移籍の可能性についても「良いオファーがクラブに届けば、それがクラブへの恩返しになるかもしれない」と前向きな姿勢を示しており、夏の移籍市場でのステップアップ移籍が期待される。