【順位結果】インディカー・シリーズ第5戦インディカーGP決勝レース

2019年5月12日(日)7時11分 AUTOSPORT web

 インディカー・シリーズ第5戦インディカーGPがインディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースで開催。11日に行われた決勝レースは、シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)が終盤に大逆転を見せ、今季初勝利を挙げた。


 佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、コースオフなども響き14位でレースを終えた。


“マンス・オブ・メイ”のキックオフレースとなるインディカーGP。インディアナポリス・モータースピードウェイは、スタートセレモニー中に小雨が降りだす。


 チップ・ガナッシ・レーシングの2台を先頭に85周のレースはスタート。3番手のジャック・ハーベイ(マイヤー・シャン・レーシング)がスコット・ディクソンをターン1の飛び込みで交わし2番手に浮上する。


 11周目にターン14でマーカス・エリクソン(アロウ・シュミット・ピーターソン)が単独スピンを喫し、イエローコーションとなる。


 レースは15周目に再開。ここでディクソンがハーベイを交わし2番手に。さらブレーキをロックさせたフェリックス・ローゼンクヴィストもターン1でオーバーテイクしトップに浮上する。


 ハーベイは4番手のコルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー・レーシング)とターン1で接触し、ハータはスピン。他車に押し出されたライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)もハータにぶつかり、2回目のイエローコーションとなる。


 19周目にリスタート。ローゼンクヴィストは両サイドからハーベイとエド・ジョーンズ(エド・カーペンター・レーシング)に交わされ4番手に後退。2番手に上がったジョーンズはディクソンに迫る。


 オープニングラップで16番手に落ちた佐藤琢磨は、オーバーテイクを見せポジションをアップしていたが、21周目のターン1でオーバーラン。一歩後退し、9番手から再び前を目指す。


 24周目終わりで、ジョーンズ、ハーベイがピットイン。トップのディクソン、ローゼンクヴィストも27周目終わりでタイヤ交換へと向かう。


 ストラテジーを変更したジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)らがピットインを終えると、再びトップに立ったディクソン。2番手のジョーンズとは6秒以上の差を築きレースをリードする。


 41周目のターン1でハーベイがジョーンズを捉え2番手に。さらに4番のシモン・パジェノーもジョーンズを交わしていく。


 6秒以上の差があったディクソンだが、徐々にハーベイが近づき、46周目には1秒差に迫る。


 47周目終わりで、ディクソン、ハーベイ、パジェノーが同時にピットイン。パジェノーがピット作業でハーベイを交わし、ひとつポジションアップ。


 60周目、雨が強くなり一気にピットがあわただしくなる。ディクソン、ハーベイはすぐにレインタイヤへと変更。このタイミングで、カストロネベスがコースオフでストップしていたため、3回目のイエローコーションとなる。


 琢磨もピットインするも、レインタイヤではなくレッドタイヤをセレクトする。しかし、雨は収まる気配はなく、再びピートレーンがオープンしたタイミングで各車がレインタイヤへと変更する。


 残り18周、ディクソン、ハーベイ、スペンサー・ピゴット(エド・カーペンター・レーシング)、マテウス・レイスト(AJフォイト)、ジョーンズの順でリスタートへ。


 ディクソンは徐々に差を広げトップをキープ。75周目、パジェノーはレイストを交わし3番手に浮上。さらに前を走るハーベイをターゲットにする。パジェノーはハーベイをじっくりと攻略し、80周目にオーバーテイク。


 プッシュを続けるパジェノー。ディクソンを射程範囲内に捉え、残り3周の勝負に。


 百戦錬磨のディクソンが死守すると思われたが、84周目のインフィールドセクションでディクソンをオーバーテイク。そのまま突き放し、パジェノーが2017年の最終戦ソノマ以来となる復活の勝利を挙げた。


 2位にディクソン、3位にハーベイが入り自身初の表彰台を獲得している。


■2019NTTインディカー・シリーズ第5戦インディカーGP/決勝レース結果





































































































































































































































Pos.No.DriverTeamEngLapsSP
122S.パジェノーチーム・ペンスキーC858
29S.ディクソンチップ・ガナッシH852
360J.ハーベイマイヤー・シャンク・レーシングH853
44M.レイストA.J.フォイト・レーシングC8521
521S.ピゴットエド・カーペンター・レーシングC8512
620E.ジョーンズエド・カーペンター・レーシングC855
712W.パワーチーム・ペンスキーC856
810F.ローゼンクヴィストチップ・ガナッシH851
915G.レイホールレイホール・レターマン・ラニガンH857
1019S.フェルッチデイル・コイン・レーシングH8514
1118S.ブルデーデイル・コイン・レーシングH8510
1226Z.ビーチアンドレッティ・オートスポートH8520
1398M.アンドレッティアンドレッティ・ハータ・オートスポートH8523
1430佐藤琢磨レイホール・レターマン・ラニガンH8511
152J.ニューガーデンチーム・ペンスキーC8513
165J.ヒンチクリフアロウ・シュミット・ピーターソンH8518
1728R.ハンター-レイアンドレッティ・オートスポートH8516
1859M.チルトンカーリンC8522
1931P.オワードカーリンC8519
2014T.カナーンA.J.フォイト・レーシングC8324
213H.カストロネべスチーム・ペンスキーC8315
2227A.ロッシアンドレッティ・オートスポートH8117
2388C.ハータハーディング・スタインブレナーH154
247M.エリクソンアロウ・シュミット・ピーターソンH119


※リザルトは編集部調べ


AUTOSPORT web

「インディカー」をもっと詳しく

「インディカー」のニュース

「インディカー」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ