改善できなければ辞任も? 不振続く状況にマンU指揮官「恥ずかしい」
2025年5月12日(月)13時28分 サッカーキング
マンチェスター・ユナイテッドを率いるアモリム監督 [写真]=Getty Images
プレミアリーグ第36節が11日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドはホームでウェストハムと対戦したが、26分に先制点を許すと、57分にも追加点を奪われ、0−2で敗戦。リーグ戦7試合未勝利となり、ウェストハムに抜かれて16位に後退した。
この結果、今季プレミアリーグで17敗目(10勝9分け)を喫したマンチェスター・ユナイテッドは、2部に降格した1973−74シーズン(20敗)以来、51年ぶりのリーグ戦敗戦数に。また、ホームでの敗戦数も1930−31、1933−34、1962−63シーズンに並んで史上最多タイとなっている。
ヨーロッパリーグ(EL)は無敗で決勝まで進出している一方で、リーグ戦の不振から脱することができていない状況を受け、アモリム監督は試合後、「私たちは巨大なクラブであるという感覚を失いつつある。ホームで負けるようなことはこの世の終わりのようなものだ。もしマンチェスター・ユナイテッドとして負けることを恐れなくなり、その恐怖心がなくなってしまったら、それはビッグクラブにとって最も危険なことだ」と危機感を露わにした。
「ここにいる誰もが多くのことを真剣に考えなければならない。誰もが(EL)決勝のことを考えている。決勝が問題なのではない。もっと重要なことがある。私は自分自身のこと、クラブの文化、そしてチームの文化についての話をしている。それを変えなければならない」
「これはクラブにおける決定的な瞬間だ。夏は本当に強く、勇敢にならなければならない。なぜなら、来シーズンはこのようにはならないだろうからね。もし、このようなスタートを切ったり、もし同じような気持ちが残っていたら、私たちは違う人にチャンスを与えるべきだ」
また、現在の順位表を見てどう思うかと聞かれたアモリム監督は「マンチェスター・ユナイテッドの監督があの立ち位置でどんな気持ちかって? 恥ずかしいだろう」と語りながら、「もっと根深いところから何かを変える必要がある」と改めて変化が必要であることを強調した。
「プレミアリーグやチャンピオンズリーグでプレーできることは私たちにとってまさに夢のようなことである。そのことを知る必要がある。決勝戦については心配していない。彼らは集中しているだろうからね。チャンピオンズリーグに出場することと、そうでないことのどちらが最善かは私にはわからない」
「ヨーロッパリーグではそれほど良いプレーをしていないが、試合に勝たなければという緊張感が多少ある。ただこのようなプレミアリーグの試合では集中力が欠けている時がある。説明するのは難しい。私たちの行動すべてに緊迫感が欠けている。これは大きな懸念事項だ」
「ペナルティエリアを守っている時も、ペナルティエリアに近づいている時も、緊迫感が欠けている。もっとアグレッシブにプレーし、試合に勝てない時は世界の終わりだと感じなければならない。自分たちの立ち位置をそれほど大きく変えられないから、それでいいという気持ちになっている。これは大きな懸念事項なんだ」
【ハイライト動画】マンチェスター・ユナイテッドvsウェストハム