「これから勝っていけるだろうな」阪神30歳助っ人右腕は何がすごい? 防御率は圧巻の1.23 球界OBの考察「タイミングを取りにくくなっている」
2025年5月13日(火)17時9分 ココカラネクスト

デュプランティエはさらなる飛躍が期待されている(C)産経新聞社
現在首位の阪神では強みの投手陣がしっかり機能している。
今季から戦いの輪に加わった助っ人右腕、ジョン・デュプランティエもここまで先発として4登板、1勝1敗、防御率「1.23」。22イニング投げて、与四球わずか「4」と安定したパフォーマンスを残している。
【外国人評価】阪神デュプランティエより可能性感じる『とんでもない投手になる
今季から各球団に加わった助っ人の活躍に関しては球界内からも考察の声が上がっている。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は12日までに自身のYouTubeチャンネルに「【外国人評価】阪神デュプランティエより可能性感じる『とんでもない投手になる!!』高木が打者から見て高く評価できるのは?【プロ野球】」と題した動画を更新。今季の助っ人投手たちに対して独自の考察を加えている。
高木氏は阪神の新助っ人、デュプランティエに関して「これから勝っていけるだろうな」とコメント。ここまでは打線との兼ね合いもあり、そこまで勝ち星は重ねていないが、「これから阪神打線ということを考えると勝っていける」と活躍に太鼓判。
具体的にピッチングの内容に関しても「冷静だよな 彼は」としながら、利点としては「制球がいいということがまず1番。力もある、すべてにおいていい」と高く評価した。
さらに目を向けたのは右腕のフォームだった。「ショートアームじゃなくて、ものすごく大きいじゃん、後ろ」と今流行りのショートアームではなく、テイクバック時に大きく右手を引き、躍動感あるフォームから力のこもった球を投げ込むことも特徴とされる。
「あれがまた珍しくなってきている。(打者が)タイミングを取りにくくなっている。(打者が困難なのは)フォーム的なこともあると思う」と日本球界で打者を抑えることができているとした。
150キロ超の直球、ナックルカーブ、スライダーなど多彩な変化球も生かし、快投を続けている。動画内では他球団の助っ人投手についても語っている。
今月3日のヤクルト戦で来日初勝利のときには本拠地甲子園のお立ち台でナインに教わったという「ゴイゴイスー!」の決めゼリフを披露。猛虎ファンを大いに沸かせた。
今後も背番号20がV奪回の使者となるか。引き続き、パフォーマンスに注目が高まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]