照ノ富士が2日目から休場...2場所連続21度目 場所前には左脇腹肉離れで不安を口にする場面も

2024年5月13日(月)10時16分 スポーツニッポン

 ◇大相撲夏場所2日目(2024年5月13日 東京・両国国技館)

 日本相撲協会は13日、横綱・照ノ富士(32=伊勢ケ浜部屋)が2日目から休場すると発表した。

 照ノ富士の休場は、途中休場した先場所に続いて21度目。初日に新小結・大の里(23=二所ノ関部屋)にすくい投げで敗れ、2場所連続の黒星発進となっていた。

 両膝に故障を抱える照ノ富士は昨年名古屋場所から腰痛にも苦しんで休場が続き、今年の初場所で復活優勝を果たすも春場所は序盤戦黒星先行の2勝4敗で7日目から途中休場していた。さらに今月2日、左脇腹を負傷。本人によると軽い肉離れで、咳をした時にもともと違和感があった患部に痛みが走ったという。

 春巡業では4月25日の木更津場所で大関・霧島と、27日の所沢場所で平戸海と三番稽古。順調に調整を進めていたが、番付発表後のアクシデントで急転。それ以降は本格的な実戦稽古が再開できず調整が遅れていた。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)は9日の稽古後に「トレーニングはしていても(実戦)稽古ができていない。ぶっつけ本番しかない」と話していた。

 照ノ富士は9日の稽古では十両・伯桜鵬に胸を出し、どれだけ体に力が入るか感触を確認。「ちょっとした痛みは残っている。良くはないんじゃない?」と不安も口にしていた。古傷の両膝、腰に加えて脇腹も痛めた満身創痍の横綱。やはり、ぶっつけでは厳しかったようだ。

 この日対戦予定だった西前頭筆頭の大栄翔(30=追手風部屋)は不戦勝に。照ノ富士—大栄翔の対戦は、22年名古屋場所を最後に実現していない。22年秋場所は大栄翔の不戦勝で、昨年夏場所と今年初場所は対戦が組まれるはずだったが「割崩し」によって実現せず。またしても取組は実現しなかった。

スポーツニッポン

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