ハンドボール界の銀河系軍団パリSGの3年連続来日が決定 8月に日本代表&ジークスター東京と試合
2025年5月13日(火)14時38分 スポーツニッポン
ハンドボールの「パリ・サンジェルマン ジャパンツアー2025実行委員会」は13日、東京都内で会見を開き、フランスリーグ10連覇中の強豪パリ・サンジェルマン(SG)が今年8月に3年連続となる来日を果たすことを発表した。同19日に国内リーグ・リーグHのジークスター東京、同20日に日本代表との試合を開催する。
ハンドボール界の“銀河系軍団”と名高いパリSGには、1月の世界選手権で3位に入ったフランス代表の選手3人をはじめ、優勝したデンマーク、エジプト、ポーランド、オランダ代表など世界のトップレベルのスター選手が集結。今季も11連覇に向けフランスリーグの首位を走っている。
昨年8月に31—37で敗れた同クラブとの対戦が自身の初陣となった日本代表のトニー・ジローナ監督(51)は「スキルや経験をアップさせていけるいい機会」とし、「ベストなメンバーで臨みたい。貴重な経験になることから、いろんな選手を考えたい。最高の試合をナショナルチームとしてできるように考えたい」と力を込めた。
昨夏のパリ五輪や1月の世界選手権で日本代表入りした藤坂尚輝(22)は、「(23年の)1回目のツアーに参加させていただいて、そこから僕のハンドボール人生が変わったと言っても過言ではないくらい注目される大会。日本代表は世界の選手に比べたら平均身長も小さい。僕たちの武器はスピードがあるハンドボール。ぜひスピーディーなハンドボール展開を見ていただけたら面白いんじゃないか」とファンに呼びかけた。
リーグHで首位を争うジークスター東京の佐藤智仁監督(39)は「日本のハンドボールの力の向上にもつながる」と強調。日本代表でクラブのキャプテンを務める玉川裕康(30)は「コミュニケーションを多く取るところが(ジークスター東京の)強み。トリッププレーなどハンドボールしかできないような面白いシチュエーションをたくさん演出して、もう一度見に行きたいと思ってもらえるような試合をしたい」とファンを魅了する試合展開を誓った。
▽「パリ・サン=ジェルマン ハンドボール ジャパンツアー2025」試合日程
8月19日 パリSG—ジークスター東京(19時、東京・代々木第一体育館)
8月20日 パリSG—日本代表(19時、東京・代々木第一体育館)