リチャードの移籍1号を“呼んだ”のは甲斐だった「ずっと側で“調子乗るなよ”って...ありがたいですね」

2025年5月13日(火)23時17分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 巨人4—5X広島(2025年5月13日 マツダ)

 ソフトバンクからトレード移籍した巨人のリチャード内野手(25)は13日、広島戦(マツダ)に「7番・三塁」で移籍即スタメン入り。5回の第2打席に移籍初安打となる衝撃の今季1号ソロを放った。2022年以来1035日ぶりとなるプロ通算11号。巨人のユニホームに袖を通した初戦は4打数2安打1打点の活躍を見せた。チームは14安打を放ちながらも4得点と毎イニング出塁を生かせず延長12回に8番手でマウンドに上がった石川がモンテロにサヨナラ打を浴び痛恨の敗戦。3位に転落した。

 激闘の巨人初戦を終えた25歳は、第2打席の一発を振り返り「行ってくれーっと思いながら走ってました」と回想。「6、7回ぐらいで久しぶりに足がつりそうになっていたんで。そっかー、試合の前からけっこうバタバタしてたんで、昨日と今日で結構、激動だったと思います」と汗を拭った。

 チーム合流いきなり、自分らしい結果を出すことができたが「でも自分的にも継続がいつもできなくて苦しんでいるんで、これが毎日、同じことができるように準備とか結果以外のところにも目を向けて、今日何が良かったとか、それが明日もできるように(したい)」と表情を緩めなかったリチャード。記念すべき本塁打を放った際に出したコメントで「みんなの“切り替えて”という言葉が素直に入ってきました。その結果フレッシュな気持ちで打席に入ることができました」とあったが、その言葉を掛けてくれたのが「甲斐さんがずっと側で“調子乗るなよ”って言ってくれるんで。僕自身も結構調子乗っちゃうタイプなんで」と明かした時だけ、25歳らしい表情を見せた。

 <1軍3年ぶりの本塁打> ウエスタン・リーグの5年連続本塁打王ながら、リチャードが1軍で本塁打を放つのは、2022年7月13日のオリックス戦(ペイペイD)で宮城から2回と4回に2打席連発ソロを放って以来、実に1035日ぶり。ちなみに、この時は前日12日にシーズン1号ソロを放っており、自身初の2戦連発だった。2022年シーズンは結局この3本で終了。また、リチャードのプロ1号は2021年9月5日のオリックス戦(ペイペイD)で増井から打った逆転満塁弾(この日は2号ソロも記録)。2021年シーズンは終盤約1カ月で7発の本塁打を固め打ちした。なお、1号グランドスラム以降、2号から10号までは全てソロ本塁打。今回の11号もソロだった。

スポーツニッポン

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