トップタイムはシュワルツマン。22名の若手ドライバーが参加するフォーミュラEルーキーテストが開催

2024年5月14日(火)17時15分 AUTOSPORT web

 5月13日、2023/2024ABB FIAフォーミュラE世界選手権第9戦、第10戦ベルリンE-Prixが開催されたテンペルホーフ空港特設サーキットにて、22名の若手レーシングドライバーが参加するルーキーテストが行われた。総合トップはロバート・シュワルツマン(DSペンスキー)となっている。


 前日までレースが開催されていたサーキットで行われた2024年のフォーミュラEルーキーテスト。午前中のセッション1では、全車をあわせると1000周以上の走行距離を稼ぎ、シュワルツマンが1分2秒150のトップタイムを記録した。


 2番手には1分2秒221でフェリペ・ドルゴヴィッチ(マセラティMSGレーシング)、3番手には1分2秒227でフレデリック・ベスティ(マヒンドラ・レーシング)が続く。その背後にはシェルドン・ファン・デル・リンデ(ジャガーTCSレーシング)、ガブリエレ・ミニ(ニッサン・フォーミュラEチーム)、クッシュ・マイニ(マヒンドラ・レーシング)までがトップ6に入り、ゼイン・マローニ(アンドレッティ・フォーミュラE)が7番手につけた。


 午後のセッション2では、ふたたびシュワルツマンが1分1秒937の最速タイムで総合トップに立つ。このシュワルツマンのタイムは、前日の第10戦でジェイク・デニス(アンドレッティ・フォーミュラE)が記録したポールポジションラップに迫るものだ。


 総合2番手は1分2秒110でジャック・クロフォード(アンドレッティ・フォーミュラE)、3番手は1分2秒167でファン・デル・リンデが続いた。セッション途中でトラブルに見舞われたドルゴヴィッチが4番手の速さをみせ、マイニが5番手、エンツォ・フィッティパルディ(ジャガーTCSレーシング)が6番手に。以下、ベスティ、マローニ、ミニ、カイオ・コレ(ニッサン・フォーミュラEチーム)までがトップ10入りを果たしている。


 ルーキーテストを総合トップで終えたシュワルツマンは「DSペンスキーとのテストは全体的にとても充実した一日だった。ミスはなく、ポジティブな良いオプションを試すことができたし、周回を重ねることでタイムを縮めることができた」とテストを振り返った。


「このマシンの運転は簡単ではないから、慣れるまで少し時間がかかるんだ。この機会を与えてくれたDSペンスキーに感謝している。彼らと一緒にドライブしたり、仕事をするのはいつも楽しくて幸せだ。これからはル・マンに集中するけど、将来また会えることを期待しているよ!」

2024年フォーミュラEベルリンルーキーテスト ロバート・シュワルツマン(DSペンスキー)


 2番手のクロフォードは「今日はとても良い日で、すごく楽しむことができたよ。午前中は自分自身のスピードアップとクルマの限界を見つけることに集中し、午後はパフォーマンスとベストタイムを出すことに集中した」とコメント。


「テストの最後には350kWhのラップタイムを記録することができたから、今日の結果に満足している。この機会を与えてくれたアンドレッティに感謝する」


 そしてエンビジョン・レーシングから参加した女性ドライバーのアリス・パウエルは「私にとってとても生産的な一日だった」とルーキーテストの感想を語った。


「私たちはテストプランに沿って走行し、シミュレーターに戻すための重要なデータを収集することができた。私とチームは最速タイムを記録することが目的ではなかったし、素晴らしい一日を過ごすことができたから、とてもポジティブな気分よ」

2024年フォーミュラEベルリンルーキーテスト アリス・パウエル(エンビジョン・レーシング)
2024年フォーミュラEベルリンルーキーテスト フェリペ・ドルゴヴィッチ(マセラティMSGレーシング)
2024年フォーミュラEベルリンルーキーテスト カイオ・コレ(ニッサン・フォーミュラEチーム)
2024年フォーミュラEベルリンルーキーテスト マルタ・グラシア(ERTフォーミュラEチーム)
2024年フォーミュラEベルリンルーキーテストに参加した22名のドライバーたち
2024年フォーミュラEベルリンルーキーテスト 総合タイム結果




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