フォーミュラ・リージョナル第2大会鈴鹿は、第4戦・第5戦ともに荒天により赤旗終了に

　2023年のフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ（FRJ）の第2ラウンドとなる鈴鹿大会（第4戦〜第5戦）が5月13〜14日に鈴鹿サーキットで開催された。第4戦、第5戦ともに荒天により赤旗終了となるなか、第4戦では大木一輝（PONOS RACING）が今季初優勝。第5戦では小川颯太（Bionic Jack Racing F111/3）が今季2勝目を飾った。

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　全7台がエントリーした今大会では、カレブ・ンガトア（Sutekina Racing）、渡部智仁（HELM MOTORSPORTS F111/3）がFRJ初参戦を迎えた。なお、マスタークラスはMOTOKI（47TRADING with Rn-sports）の1台エントリーとなる。

　5月13日に行われた公式予選1では大木が、公式予選2では小川が最速タイムをマークし、第4戦は大木が、第5戦は小川がそれぞれポールポジションを獲得した。

■第4戦／荒天によりSC先導のまま2周で終了

　5月14日、9時40分から予定されていた第4戦決勝だが、大雨により開始が20分ディレイとなり、10時にセーフティカー（SC）先導でスタートを迎えた。

　ただ、SC先導中の3周目に天候の悪化を理由にセッションが赤旗中断となると、天候の回復は見られずレース終了に。第4戦は2周終了時点での順位となり、グリッド順のまま大木が優勝。小川が2位、リアム・シーツ（Sutekina Racing）が3位となった。

・2023年フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ
第4戦鈴鹿サーキット　決勝正式結果

天候：雨　路面：ウエット
規定周回数 1Lap
ファステストラップ
3’45.031（2/2） 92.899km/h #97 岩澤優吾（Bionic Jack Racing F111/3）
M：3’44.697（2/2） 93.037km/h #11 MOTOKI（47TRADING with Rn-sports）
スタート時刻：10時00分00（SCスタート）
赤旗時刻：10時9分45
フィニッシュ時刻：10時22分13（天候の回復が見込まれないためレースを終了）

■第5戦／またも赤旗終了に。小川が今季2勝目

　引き続き、鈴鹿サーキットには強い雨が降り注ぐなか、15時43分に第5戦の決勝レース（予定周回数13周）はスタートを迎えた。トップの小川が失速を見せるも1コーナーのホールショットを守る。

　一方、2番グリッドの大木、3番グリッドのンガトアも出遅れることとなり、6番グリッドスタートのシーツが一気に2番手に、そして5番グリッドスタートの岩澤優吾（Bionic Jack Racing F111/3）が3番手に浮上する。

　小川が2番手シーツを4.390秒先行し2周目を迎えたが、その2周目のデグナーカーブで4番手を走行していたンガトアがコースオフ。グラベルに捕まりンガトアもマシンを降りたことからこの周よりSCが導入される。ただ、天候は悪化の一途を辿ったこともあり、SC先導で迎えた6周目に赤旗が掲示されレースは中断。

　そのまま赤旗掲示をもってレース終了となり、小川がポール・トゥ・ウインで今季2勝目を飾ることとなった。2位にシーツ、3位に岩澤が続き、マスタークラス唯一のエントリーとなったMOTOKIは総合5位でフィニッシュを迎えている。

　2023年のFRJ、次戦となる第3大会（第6戦〜第8戦）は6月10〜11日に岡山国際サーキットで開催される。

・2023年フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ
第5戦鈴鹿サーキット　決勝正式結果

天候：雨　路面：ウエット
規定周回数 3Lap
ファステストラップ
2’34.409（2/5） 135.288km/h #27 リアム・シーツ （Sutekina Racing）
M：2’35.573（2/5） 134.376km/h #11 MOTOKI（47TRADING with Rn-sports）
スタート時刻：15時43分43
赤旗時刻：16時02分11
フィニッシュ時刻：16時03分34（天候の回復が見込まれないためレースを終了）
SC導入時刻：15時47分43（1Lap）〜