前田健太投手がカブスとマイナー契約 早ければ18日に傘下3Aで先発登板予定
2025年5月16日(金)11時22分 スポーツ報知
タイガースを自由契約になった前田健太投手がカブスとマイナー契約を結んだことが15日(日本時間16日)、明らかになった。関係者によると、同投手はカブス傘下3Aアイオワの一員として17日(同18日)に、本拠でのツインズ傘下3Aセントポール戦に先発登板するという。
前田はツインズからFAとなった23年オフにタイガースと総額2400万ドル(当時のレートで約35億円)の2年契約を結ぶも、昨季3勝7敗でシーズン途中からリリーフに回り、先発復帰を目指した今季もリリーフでスタートし7試合投げ防御率7・88と調子が上がらず、1日にDFA通告、いわゆるメジャー契約40人ロースター枠から外され、事実上の戦力外となっていたが、高額の年俸が残っており、他球団からの獲得はほぼ絶望でFAとなり、カブスは前田がメジャーに昇格した場合、最低保証年俸の76万ドル(約1億1000万円)を日割りで支払うことになる。
16年に広島からポスティングシステムでドジャース入りした前田は1年目からいきなり16勝をマーク。ツインズ移籍の20年も60試合の短縮シーズンで6勝をマークするなどメジャー通算68勝56敗。カブスでメジャー昇格すれば、ドジャース、ツインズ、タイガースに続いてメジャー4球団目となる。目標の日米通算200勝にはあと35勝に迫っている。
カブスには鈴木誠也外野手と今永昇太投手が所属。チームは現在、ナ・リーグ中地区首位を走っているが、開幕1、2戦を任された今永が左太もも裏痛のために負傷者リスト入り。もう一人の左腕エースのスティールは4月にシーズン絶望の左肩手術を受けて今季絶望。タイヨン、ボイド、ブラウン、リーの4人で、もう1試合はブルペンデーとしてローテーションをまかなっている。