“5度目の正直”…中島啓太は初の海外メジャー決勝へ向け耐えた「あすはもっといいゴルフができる」

2024年5月17日(金)16時0分 ALBA Net

中島啓太はイーブンパーの初日も手応えあり(撮影:GettyImages)

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<全米プロゴルフ選手権 初日◇16日◇バルハラGC(ケンタッキー州)◇7609ヤード・パー71>

中島啓太にとって、今季初の海外メジャー初日は「ボギーが先行して、2オーバーまでいったけど、そこからしっかり粘ることができた」という一日になった。


ティショットをグリーン奥ラフに外した3番パー3でボギーを叩いた。さらに6番パー4では3パット。序盤から2つスコアを落とし出鼻をくじかれた形だが、すぐに奪った7番パー5のバーディで悪い流れを断ち切った。ただ「ショットは、いい方。(ボギーにした)14番パー3はかなりミスだったけど、それ以外はよかった」という部分にはうなずく。フェアウェイキープ率は64.2%で、パーオン率は72.2%。17番は60センチにつけるショットでバーディを奪った。後半も3バーディ・2ボギーと出入りが激しかったが、いい感触も手に残る。

そのなかで問題視したのは、グリーン上。「特に前半は距離感が合わないミスが何発かありました」とパッティングが思うようにいかなかった。「最後にバーディを取って、アンダーパーで終わりたかったけど、しっかり粘ることができた。あしたも大変だろうけど頑張りたい」。イーブンパーでカットライン上の65位タイからの浮上は絶対条件だ。

午後組でのプレーとあって、風もスコアメイクを阻んだ。あすは午前組だが、悪天候予報も出されており、“天との戦い”も続くことになるかもしれない。それでも「練習ラウンドよりもたくさん情報が集まりました。グリーン上で外していいところとか、攻めていいところも少しずつ感じることができた。明日はもっといいゴルフができると思います」という自信も芽生えている。

昨年、日本ツアー賞金王の座につき、今季からDPワールド(欧州)ツアーを主戦場にしている。3月にインドで行われた「ヒーローインディアンオープン」では欧州ツアー初優勝もつかみとった。「アマチュア時代から、たくさん海外でプレーさせてもらって、雰囲気には慣れてると思う。そこでもっと良いプレーができるかできないか」。この舞台に気後れを感じることもない。

2021年のアジアアマを制した権利で出場した22年の「マスターズ」から、これが5度目の海外メジャー挑戦となる。過去4度はすべて予選落ちに終わっているだけに、成長の跡を刻む結果を残したい。「これまでのメジャーは初日は耐えて、2日目でスコアを落としてしまっている。しっかり明日も集中してプレーしたい」。23歳は自信を胸に、2日目のコースと向き合う。


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