「素晴らしい夜だった」大谷翔平から“主役の座”を奪った22歳のスターが縦横無尽に駆け回る！ 驚愕の4安打4盗塁でド軍も舌を巻く

デラクルーズは1試合4盗塁に加え4安打と大暴れした(C)Getty Images

　レッズのエリー・デラクルーズが現地時間5月16日（日本時間17日）、敵地のドジャース戦に「2番・遊撃」で先発出場し、自身初の1試合4盗塁に加え4安打を放つ活躍を見せた。

【動画】恐るべし22歳の怪物！レッズのデラクルーズが1試合4盗塁を決めるシーン

　スイッチヒッターのデラクルーズは初回の第1打席で中堅へ鋭い打球を放って出塁すると、すかさず二盗に成功。3回の第2打席では左翼への二塁打を放つと、今度は三盗に成功。さらに5回の第3打席で四球で出塁すると、二盗と三盗を決めて今季メジャー最速となる30盗塁に到達した。

　7回の第4打席は二死から、右前打でこの日3本目の安打を決めると、またしても二盗を試みたが今度は失敗。1試合5盗塁とはならなかったものの44試合で30盗塁で、両リーグ断トツの盗塁数を誇る。9回の第5打席は遊撃手への安打で4安打目を記録した。

　規格外の俊足にパワーも併せ持っており、本塁打も現在9本放っている。昨季メジャーデビューした男はこの日4打数4安打と大暴れ。打率は.277にまで上昇した。

　MLB公式Xは、デラクルーズの4盗塁の映像を添えながら「エリー・デラクルーズにとって素晴らしい夜だった。レッズのスター選手はキャリアハイの4盗塁を記録した」と、22歳の怪物が輝かしい記録を生んだことを称えた。

　大谷翔平とも交流がある。昨年、エンゼルス時代の大谷が二塁打を放ってベース上で腕を組んでいた際に、デラクルーズが左肘付近を“ツンツン”する様子が話題になった。その際、両選手とも笑顔で会話していたことが注目を集めた。

　米メディア『MLB.com』のマーク・シェルドン記者は、デラクルーズが大谷について「どうするかはわからないよ。でも、もう一度彼に会いたい」と再会を心待ちにしていたといい、「前回会ったとき、彼は優しかった。彼は素晴らしい選手。友達になりたいね」と話していたという。

　レッズはそんなデラクルーズの活躍もあり、11安打7得点で7-2と快勝。ドジャースにとっては、縦横無尽に駆け回るこの怪物を止めなければ、明日も劣勢に立たされることになりそうだ。明日以降も背番号「44」の並外れた身体能力に注目だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]