オンラインで地域活性&交流の場を 川崎が「onlineフロンパーク」をテスト、中村憲剛らも参加

2020年5月17日(日)16時4分 サッカーキング

Remo上の画面(上)と、Zoomで参加者とコミュニケーションを図っているときの中村憲剛(下)

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 川崎フロンターレは16日、新たな試みとしてWeb会議サービスの『Zoom』と『Remo』を併用した「onlineフロンパーク」をテスト運用した。

 新型コロナウイルスの影響でJリーグの再開ができない状況の中、クラブと地域、サポーターをつなぐことを目的にしており、地域や経済の活性化、サポーター同士の交流、週末にサッカー、川崎フロンターレがある日常を取り戻すための習慣づけなどを目標に掲げている。

 23日の本格運用へ向けて、テストを繰り返しているが、16日は自治体やスポンサー、サポートショップ、サポーター代表、メディアを招いて本番さながらの予行演習となった。

『Remo』はオンライン上に6人まで座れるテーブルがフロアに並び、それが8フロアまである仮想会議室ビルのようなもの。各テーブルでのコミュニケーションは他のテーブルとは共有されないため、クローズドなコミュニケーションが図れる。また、管理者が『Remo』参加者に向けて全体メッセージを投げかけたり、ステージ要素もあるため、ステージ上がった人間がプレゼンやトークショーを行うこともできる。

 スポンサー看板の設置や簡単なデザイン設定もできるため、本拠地の等々力陸上競技場と街をイメージしたデザインにするこだわりも。

 予行演習は企業ごとのテーブルが設けられたほか、今回特別参加した中村憲剛と安藤駿介がテーブルに座り、入れ替わりで参加者と会話するなどした。

 同時進行では『Zoom』も活用。こちらはより参加者全員に向けて投げかけたり、広く意見交換をすることに向いているため、マスコットのふろん太と交流する時間や、「手を挙げて!質問しよう!スペシャルトークショー」と銘打って、中村、安藤のイベントも実施された。

 川崎側は試合というものを提供できない中、新たな経済圏を構築することや、地域への貢献をオンラインでも可能とするやり方を模索。『Zoom』やSNSを使ったサポーターとのコミュニケーションは多くのクラブや選手個人がやっている状況だが、「新しいチャレンジをして、地域の方とともに作り上げていくのが川崎らしさ」と、この機会にできることを模索していく。

 課題はまだあるとクラブスタッフや参加者も認識するところだが、中村は「面白かったですね。いろいろなキャリアの人が同じテーブルに座ってコミュニケーションしたり。新しいビジネスチャンスにもなりそうですね。今は直接触れ合えることができないですけど、みんなで盛り上げていければ」と、選手の一人として協力を惜しまないとコメントしている。

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