ソフトバンク・大関「ナオキ(佐藤)に勇気をもらった」気迫の6回1失点で3勝目
2025年5月18日(日)6時0分 スポーツニッポン
◇パ・リーグ ソフトバンク2—1楽天(2025年5月17日 みずほペイペイD)
低音ボイスの大関が珍しく「おりゃ!」と吠えた。2—1の6回2死二塁でフランコに対して投げたラスト101球目。内角直球で遊ゴロに抑えて役目を終えた。
「ナオキ(佐藤)が体を張って守ってくれて勇気をもらったので思わず声が出た」
6回は無死一塁で小森が放った右中間への大飛球を中堅手・佐藤直がフェンスに激突しながら好捕。意地でも1点リードを守り抜く気概を見せ、左腕が6回3安打1失点の力投で応えた。5回に2四球を与えて失点したのは反省点だが、7三振を奪って3勝目を挙げた。
3試合続けて嶺井とバッテリーを組み、5回から右打者にツーシームを投じるなど工夫した。楽天には前回4月26日の敵地での対戦で4回2/3、5失点とKOされたが、きっちりと雪辱した。
昨年も「ピンクフルデー」で登板した大関は「ピンク一色に染まるのはかわいい。今年のユニホームの帽子は特にお気に入り」とご機嫌だった。小久保監督は「四球絡みで1点取られたが、しっかりゲームをつくった」と称えた。
次回登板は熊本で開催される24日のオリックス戦の見込み。23年5月9日に同地で行われた日本ハム戦では完封した。その再現に期待が懸かる。