日米通算200勝王手のダルビッシュ 5回まで無失点で勝利投手の権利 打線も大量8点援護

2024年5月20日(月)9時55分 スポーツニッポン

 ◇ナ・リーグ パドレス−ブレーブス(2024年5月19日 アトランタ)

 日米通算200勝に王手をかけているパドレスのダルビッシュ有投手(37)が19日(日本時間20日)、敵地トゥルーイスト・パークでのブレーブス戦に先発。5回まで無失点と好投を続け、勝利投手の権利を手にした。

 本来は18日(同19日)の同戦に先発予定だったが、雨天中止となりスライド先発。それでもベテランらしく影響を感じさせず、立ち上がりは2死から3番・オズナに三塁線を破る二塁打を許したが、オルソンをナックルカーブで3球三振に仕留めた。

 これで4月14日(同15日)のドジャース戦の5回から19イニング連続無失点となり、レンジャーズ時代の2013年にマークした18回を抜き、メジャー自己最長となった。

 2回も先頭・アルシアに内野安打を許したが、続くハリスを三ゴロ併殺。3回以降は相手打線を無安打に封じ、5回まで0を並べ続けた。

 打線も初回にクロネンワースの8号2ランなどで3点を先制すると、4回にはタティス、プロファーの連続適時二塁打などで4点を加え、相手先発・エルダーをKOした。

 今季ここまで8試合で3勝1敗、防御率2.43。前回12日のドジャース戦は大谷翔平が欠場するも5回2死まで完全投球を見せ、7回2安打無失点で勝利投手となり3連勝と好調を維持した。

 パドレスのマイク・シルト監督は日米通算200勝を狙う右腕に「素晴らしいマイルストーンだと思う。彼は自分自身をケアし、どのように準備するか理解している。偉大であり意図的であり、技術を高めることに専念している。だから特別な能力を発揮し、レガシー型のマイルストーンをつくりあげることができる」と期待していた。

 ダルビッシュも前回登板後に「なるべく早く達成して気が楽になりたい」と語っていた。過去に日米通算200勝を達成しているのは元ドジャースの野茂英雄(日本78勝、米国123勝=計201勝)と元ドジャースの黒田博樹(日本124勝、米国79勝=計203勝)の2人だけ。

スポーツニッポン

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