レッドブルF1代表、ルノー製PUのパフォーマンス向上を望む。「予選でドライバーにプレッシャーがかかっている」

2018年5月21日(月)14時43分 AUTOSPORT web

 レッドブルF1チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、チームのドライバーらは決勝でのルノーエンジンの弱点を埋め合わせるために、予選で全力を尽くすことを強いられていると話している。


 エンジンに関して言えば、ルノーは現在もメルセデスやフェラーリの後を追う立場だ。また問題はパワー不足だけでなく、Q3でライバルたちが使用できる予選モードを持たないという部分にもある。


 こうした弱点がなければ、ダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンは絶えず優勝争いに加わることができるとホーナーは確信しており、以下のように述べた。


「私達にとって鍵となるのは、土曜日の午後の競争力を上げることだと考えている。グリッドポジションは重要なのだ」


「私たちにはライバルたちが使えるエンジンモードがないため、ドライバーらはさらなるパフォーマンスを追い求めなければならない。このことが、Q3でドライバーたちに大きなプレッシャーをかけているのだ」


「(カナダGPの)モントリオールのころには新たなエンジンが導入されることを願っている。我々はパフォーマンス向上を期待しているのだ」


 しかしホーナーは、オーバーテイクが特に厳しかった前戦スペインGPのようなコースでは、RB14の予選でのパフォーマンス不足が強調されていたことを認めた。


「あのようなサーキットでは、コース上でのポジションがすべてだ。残念ながら土曜日に負ったダメージによって、日曜日のレースでは妥協することになってしまった」


「マシンのペースは、特にレース後半ではルイス(・ハミルトン)と同等であるようだった。問題は渋滞に巻き込まれたときに、不利になってしまうことだ。クリーンな状態で走ることができれば、もっと楽になる」


「(ダニエルは)バックマーカーの間をすり抜けて走っており、そのときは確かにエンジンの出力を下げていた」


「週末にアップデートのすべてが適切に機能していたことは、励みになったと思う。日曜の午後には、競争力が発揮できるマシンであることが今回も証明できた」


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