中須賀、81勝目を獲得「昨日の悔しさを跳ね返して、自分の力を発揮した」/2023全日本ロード第3戦SUGO JSB1000レース2

2023年5月21日(日)14時32分 AUTOSPORT web

 5月21日、2023年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第3戦スーパーバイクレース in SUGOのJSB1000クラス レース2が宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、
中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が優勝を飾った。2位は岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)、3位は清成龍一(TOHO Racing)となっている。


 全日本ロードレース選手権第3戦SUGOのJSB1000決勝レース2は中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が優勝した。


 朝から気温が上昇した日曜日。JSB1000クラスのレース2が開催された午後には少し雲が厚くなり、風も強まった。
 
 22周のレースで好スタートを切ったのは中須賀。岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)、清成龍一(TOHO Racing)と続いて3台でトップ集団が形成される。セカンド集団の先頭は新庄雅浩(Team TATARA aprilia)。2周目には9番手まで後退していくが、それでも十分なアピールだった。替わって4位争い集団のトップに立ったのは亀井雄大(YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN)。ヤマハファクトリー2台から引き離されて単独3番手走行を開始した清成を追いかけ始める。


 2周目。8番手を走行していた秋吉耕佑(MurayamaUnso.Honda Dream.K.W)が転倒。清成との差を詰め切れない亀井に、水野涼(Astemo HondaDream SI Racing)、作本輝介(AstemoHondaDreamSIRacing)が追いついて、3台の3位争いが開始される。中須賀、岡本は後続を大きく引き離してテール・トゥ・ノーズのまま周回を重ねる。


 8周目。作本が亀井の前に出る。翌9周目には水野も亀井を捕らえる。アステモホンダの2台はあっという間に清成との差を詰める。11周目には水野が作本の前に出る。


 15周目。1コーナーで岡本が中須賀のインをつく。馬の背で中須賀が岡本の前に出る。後方では水野が清成を捕らえて3番手に浮上。さらに翌周には作本が水野を捕らえるという激しい3位争いが展開される。


 トップ争い、3位争い共に激しくなる一方のレース終盤。


 ラスト3周。岡本がファステストラップをたたき出して中須賀を追う。ラスト2周で岡本のマシンが暴れて少し間が空いてしまう。これで勝負あり。中須賀は岡本を突き放して優勝。


 最後まで激しく順位を入れ替えながら争われた3位争いは最後の最後に清成に軍配が挙がった。

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