横浜FM、神戸に1―2敗戦でクラブ初の7連敗&11戦未勝利…キスノーボ監督「素晴らしいパフォーマンスを選手は見せてくれた」
2025年5月21日(水)22時48分 スポーツ報知
敗戦し引き揚げるパトリック・キスノーボ監督(カメラ・中島 傑)
◆明治安田J1リーグ▽第13節 横浜FM1—2神戸(21日・日産スタジアム)
横浜FMがホームで神戸に1—2で敗れ、クラブ初の7連敗を喫した。
連敗脱出へ戦い方をがらりと変え、この日は自陣からボールをつながず、GK飯倉はゴールキックでロングボールを選択。自陣でボールを失うリスクを極力減らし、シンプルな攻撃でゴール前に迫った。割り切ったことで迷いは消え、左ウィングの宮市のスピードを生かした攻撃を見せる。前半12分には高い位置でのボール奪取からのショートカウンターでMF植中が右足シュート。GK前川にはじかれたものの、このプレーで獲得したCKの流れからDF永戸が豪快な左足シュート。惜しくもバーにはじかれたものの、チャンスを作る。
しかし、前半19分に一瞬の隙を突かれ、神戸のFWエリキに左足シュートを決められて先制点を許し、前半28分にFW宮市が右太もも裏を痛めて負傷交代を余儀なくされるアクシデントにも見舞われた。
前半43分に主将のMF喜田が豪快な右足のミドルシュートをゴール左へ決めて、リーグ4戦ぶりのゴールで同点に追いつき、前半を1—1で折り返したが、後半6分に神戸FW大迫にヘディングシュートで勝ち越し点を奪われる。この1点が重くのしかかり、クラブワーストの7連敗&11戦未勝利となった。試合後のインタビューでキスノーボ監督は「素晴らしいパフォーマンスを選手は見せてくれた。悔しい2失点はありましたが、それ以上に選手たちは、しっかりやれることを全てを出し切ってくれたと思いますし、この中3日で全てのことはなかなか難しい。昨日ようやく全体で練習を出来たくらいですから。それでも選手たちの戦い方は誇りに思いますし、前半の最初の方で得点をすぐに取れるチャンスは作れましたし、そういう部分でも誇りに思います」と話した。