F1 Topic:イモラを訪問したタイ首相はレース関係者とも対談。“タイ側”に接近するホーナーはF1開催を後押しか

2024年5月24日(金)13時51分 AUTOSPORT web

 2024年F1第7戦エミリア・ロマーニャGPの日曜日のスターティンググリッド上で、F1のステファノ・ドメニカリCEOに案内されながら歩く人物がいた。昨年8月23日にタイ王国首相に就任したセター・タウィーシン首相だ。


 タウィーシン首相は、イモラでドメニカリと会談したほか、ほかのレース関係者とも会談した。そのなかに、アレクサンダー・アルボンとレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表が含まれていたことは想像に難しくない。


 アルボンはイギリス生まれのイギリス在住者だが、母親がタイ出身であるため、タイの国籍も持っており、F1にはタイ国籍で参戦している。

2024年F1第7戦エミリア・ロマーニャGP アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)


 レッドブルはオーストリア人の故ディートリッヒ・マテシッツとタイ人の故チャリアオ・ユーウィッタヤーのふたりによって設立された会社で、現在はチャリアオの息子のチャルーム・ユーウィッタヤーが筆頭株主となっている。ホーナー代表のスキャンダル以降、ホーナーがオーストリアとの距離を置き、チャルーム・ユーウィッタヤーと接近していることを考えると、レッドブルがタイGPを後押しするのは正当な理由と考える。


 F1にとっても、アジアで新しいF1グランプリが開催されることはメリットがある。輸送の観点から、中国、日本、シンガポール以外にもアジアでF1を開催して、輸送費のコストダウンを図りたいからだ。


 またエミリア・ロマーニャGPとF1との開催契約が2025年で切れることも、ドメニカリがアジアでの開催を急ぐ理由となっている。


 なお、ドメニカリは大阪でのF1開催についても、「もう少し、様子を見よう」と、選択肢のひとつに考えていることを匂わせている。

2024年F1第7戦エミリア・ロマーニャGP タイのセター・タウィーシン首相とF1のステファノ・ドメニカリCEO


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