「大きな声では言えないけど」“火の国”ニュー・ヒロイン、奥山純菜が明かす海外への思い

2024年5月26日(日)11時0分 ALBA Net

トロフィーを掲げて笑顔。左からいとこの奥山友梨、奥山純菜、高野あかり(撮影:GettyImages)

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<地域みらいグル−プレディス佐嘉窓乃梅カップ 最終日◇25日◇武雄ゴルフ倶楽部(佐賀県)◇6385ヤード・パー72>

今年は熊本県からニュー・ヒロインが続々誕生だ。レギュラーツアーでは竹田麗央が初優勝から2週連続Vを達成し、その後も1勝を挙げてすでに3勝。ゴルフ王国復権の道を歩んでいるが、下部ツアーでも火の国出身の若手が歓喜の時を迎えた。


2日目を終えて首位と6打差の17位タイにつけた奥山純菜が、7バーディの「65」をマークしトータル10アンダーでホールアウト。後続を待ち、同スコアで並んだプロテスト合格同期の皆吉愛寿香とのプレーオフへ。2ホール目で決着をつけて、プロ初優勝をつかんだ。

1番でバーディを先行させると、7番までに4つ伸ばし、一気に優勝戦線へ。後半に入ってもバーディを重ね、最終ホールでもひとつ縮めてホールアウトした。「18番は入れたら(トップに)並ぶと思ったので、絶対入れようと思って打ちました」。気合のパットがカップに沈み、そこから1時間ほどの待ち時間に入った。

「みんなスコアを伸ばすと思っていたし、プレーオフになるとは思っていなかった。ドキドキしていた」と、スタート時には想像していなかった展開。「ドキドキしていた」としながらも、延長戦の1ホール目をバーディで分け。2ホール目で皆吉がティショットをOBに打ちこんだのを見ると、「緩んだらダメ」と自身は思い切りよくティショットを振り抜いた。緊張を力で振り落とし、2打目でグリーンを外しながらもアプローチをしっかりと寄せてパーをセーブし、胸をなで下ろした。

2022年秋のプロテストに合格に、昨年のルーキーイヤーはトップ10入り6回。賞金ランキング21位だった。2年目の今季は「賞金ランキング1位、2位を目指していきたい」と、来年のレギュラーツアー前半戦出場権を得られるトップ2が目標。そのためにも、「早く2勝目を挙げたいです」と上だけを目指していく気持ちが強い。

もちろん、頭の中で描くプロの道はそこで終わりではない。「大きな声では言えないですけど」と前置きした上で、「アメリカツアーに行きたいです」とでっかい夢を抱いている。「まだそこまでのレベルではないけど、子どもの頃から憧れているので、いつかは行きたいです」。国内下部から第一歩を踏み出し、ステップ・アップを始めたばかりの22歳が、米国へのロードを歩み出した。


<ゴルフ情報ALBA Net>

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