選ばれたのは三笘薫!ブライトンが史上初EL出場を決めた5つの理由

2023年5月26日(金)20時0分 FOOTBALL TRIBE

写真:Getty Images

2022/23シーズンのプレミアリーグは、マンチェスター・シティが3連覇を決め、日本時間5月29日に最終節を迎える。日本代表MF三笘薫の所属するブライトン・アンド・ホーブ・アルビオンは、6位以上が確定し、クラブ史上初のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場を決めた。


プレミアリーグ公式ツイッターでは23日、そんなブライトンの今シーズンの功績を称える投稿が更新された。ここでは、その投稿に基づいてブライトンが史上初のEL進出を決めた5つの理由を紹介しよう。数少ない理由の1つには、三笘のプレーを賞賛するものが含まれている。




ブライトン ロベルト・デ・ゼルビ監督 写真:Getty Images

ロベルト・デ・ゼルビ監督が就任


2022年9月、ロベルト・デ・ゼルビ監督がブライトンに就任したことは、歴史的な好成績を残した大きな理由の1つになるだろう。昨2021/22シーズンのブライトンは、グレアム・ポッター監督のもとで当時の歴代最高順位である9位フィニッシュを果たした。ポッター監督就任から4年目となる2022/23シーズンは、開幕6戦で4勝1分1敗と素晴らしいスタートダッシュを切った。


一方、昨シーズンを3位で終えたチェルシーがスタートダッシュに失敗。開幕3勝1分2敗に加え、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第1節でNKディナモ・ザグレブに0−1で敗れ、翌日にトーマス・トゥヘル監督を解任。その後任に選ばれたのがポッター監督だった。


プレミアリーグ昇格後に下位争いをしていたブライトンを、ここまでに成長させたポッター監督が突然の解任。その後任を託されたのが「イタリア版ペップ・グアルディオラ(マンチェスター・シティ監督)」と呼ばれ、当時ウクライナのシャフタール・ドネツクを指揮するもリーグ戦中断によって退団していたデ・ゼルビ監督だったのだ。




ブライトン MFアレクシス・マック・アリスター 写真:Getty Images

MFアレクシス・マック・アリスターの存在


2020年2月からブライトンでプレーするアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターの活躍も賞賛されている。2022年FIFAワールドカップカタール(カタールW杯)では、優勝国のアルゼンチン代表の主力選手として活躍。1ゴール1アシストの記録に加え、グループリーグのポーランド戦ではFIFAによるプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた。


さらに英国放送協会(BBC)が、カタールW杯決勝のアルゼンチン対フランス戦後に行ったMVP投票の結果、最も高い評価を得たマック・アリスター。2022/23シーズン、ブライトンでも大活躍し、キャリアハイの10得点に加え、チームの中心人物として攻撃を牽引した。




ブライトン FWエバン・ファーガソン 写真:Getty Images

若手選手の活躍


ブライトンに所属する若手選手の活躍も賞賛されている。プレミアリーグは「シーガルズ(ブライトン愛称)には素晴らしい若い才能が揃っている」とし「最も得点に関与したティーンエイジャー(13歳から19歳まで)」トップ5を掲載した。


トップ5のうちブライトンの選手が2人ランクイン。堂々の1位がアイルランド代表FWエバン・ファーガソン(18歳)の関与数8。2位タイにパラグアイ代表MFフリオ・エンシソ(19歳)の関与数6。他にもアルゼンチンU-20代表MFファクンド・ブオナノッテ(18歳)やイングランドU-21代表DFレビ・コルウィル(20歳)など、ブライトンには若くて良い選手がたくさん在籍している。


ブライトン MF三笘薫 写真:Getty Images

MF三笘薫の台頭


そして何と言っても日本代表MF三笘薫の活躍である。プレミアリーグは「三笘薫が日本人選手シーズン最多ゴール(7得点)を決め驚くべき活躍を見せた」とし、三笘の得点シーンと印象的なドリブルがまとめられたダイジェスト動画を掲載している。


今2022/23シーズン開幕当初は、スーパーサブの役割での出場が多かったものの、カタールW杯以降多くの試合でスタメン出場をすることが増えていった三笘。プレミアリーグにおけるシーズン日本人選手歴代最多得点記録の更新に加え、クラブの歴代得点関与記録も更新した。デ・ゼルビ監督のサッカーにおいて欠かせない存在にまで成長した。




ブライトンの選手たち 写真:Getty Images

シーズンを通して機能した攻撃陣


最後に2022/23シーズンのブライトンのある試合のゴール数に焦点が当てられている。第34節のブライトン対ウルバーハンプトン・ワンダラーズで、6-0の大勝を果たしたブライトン。得点差6は、今シーズン3位タイの記録となっている。


三笘やマック・アリスター、MFモイセス・カイセドなどをベンチに置き、大幅なスタメン入れ替えをして臨んだ試合だったが、誰が出ても得点力が変わらないことを数字が証明する結果となった。


またブライトンがシーズンを通して決めたゴールは71(37試合終了時点)。現時点リーグで3位タイの記録だ。ブライトンがプレミアリーグに昇格した2017/18シーズンからの得点数を比べても、今シーズンがいかに突出しているかがわかる。



  • 2017/18:34ゴール

  • 2018/19:35ゴール

  • 2019/20:39ゴール

  • 2020/21:40ゴール

  • 2021/22:42ゴール

  • 2022/23:71 ゴール(37試合終了時点)




史上初のEL出場権を獲得し、歴史的なシーズンを達成したブライトン。デ・ゼルビ監督が作り出す翌シーズン以降の成長と成功にも注目が集まる。

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