世界初挑戦の力石政法 28勝全KO・実質無敗の“怪物”に「勇気で立ち向かう」勝負メシは焼き肉

2025年5月27日(火)13時11分 スポーツニッポン

 ◇プロボクシング IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦 同級1位エドアルド・ヌニェス(メキシコ)<12回戦>同級3位力石政法(大橋)(2025年5月28日 横浜BUNTAI)

 ダブル世界戦興行の前日計量が27日、試合会場の横浜BUNTAIで行われ、一般にも公開された。IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦は世界初挑戦の同級3位・力石政法(30=大橋、16勝11KO1敗)がリミットより100グラム軽い58.8キロで一発パス。同級1位エドアルド・ヌニェス(27=メキシコ、28勝28KO1敗)は200グラムアンダーの58.7キロだった。

 計量後、2人は待ち切れないようにフェースオフを開始。写真撮影のため一度中断され、再び向き合うと約23秒間にらみ合った。力石は不敵な笑みを浮かべ、ヌニェスはジリっと詰め寄って最後は関係者に制止された。力石は「気持ちは高まりました。でも別に冷静で、まだスイッチが入ったわけじゃない。とりあえず一仕事終えたなって感じですね」と落ち着き払い、詰め寄ってきた相手について「気合入っとんなと。僕も向こうもこの日のためにやってきてるんで、高ぶるのは当たり前じゃないですか?」と話した。

 前日夜の勝負メシは「焼き肉」だという。大橋ジムへ移籍し、「横浜でやることがなかったんで、最近ちょこちょこ行っていた店へ行きます」と明かし、どの部分を食べるかとの問いには「赤身です」と答えた。移籍後はフィジカルトレーニングを充実させ、計量では引き締まった肉体を披露したが「坂ダッシュや階段で下半身がついたなという感じ。筋肉なのでほとんど水分なので、その分水抜きがスンナリ行きました」と減量面の効果も口にした。

 勝てばIBF世界フライ級王者の兄・矢吹正道(LUSH緑)と兄弟同時世界王者を達成する。矢吹はセコンドには入らないが、リングそばで見守る予定という。「近くにいれば自分の心が折れそうな時に何かしらの支えになると思う」と明かした。一番大事なものを問われると「メンタル。技術よりもメンタル勝負」と即答。ヌニェスを「28勝28KOで1敗も地元判定みたいな試合で実質全勝。言ってみれば怪物みたいな選手」と評し、「その選手に立ち向かうにはメンタル、勇気が必要かなと思ってます」と覚悟を口にした。

スポーツニッポン

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