【ソフトバンク】小久保監督が日本ハムの新人ショート・山県の守備力を絶賛 V争いのライバルに新たな脅威
2025年5月28日(水)22時11分 スポーツ報知
選手交代を告げた小久保裕紀監督(カメラ・岩田 大補)
◆ソフトバンク2—1日本ハム(28日・みずほペイペイ)
ソフトバンクは9回2死二塁、周東の右越え二塁打で今季3度目のサヨナラ勝ち。対日本ハムの本拠地連敗を8で止め、勝率5割に戻した。今回の2連戦には有原、モイネロのエース格2枚を投入しており、連敗なら今後のシーズンにも影響を及ぼす可能性があった。中盤までは拙攻の連続だったが、7回に野村の適時打で追いつき、9回に劇的勝利。首位・日本ハムとのゲーム差を3に戻した。何とか2連戦を1勝1敗で終え、小久保監督も「全然、違うと思います」とひと安心の様子だった。
それでも新庄ハムの強さは改めて実感した。「先発投手が強いというか、完投型の投手がいて頭数もそろっている」と分析。さらに今回は2連戦でスタメン起用された遊撃の山県に驚かされた。「あのルーキー。この数試合見たけど、ドラフト5位でしょ。早稲田(大学出身)。渋い顔しているけど。勇のアレをゲッツー取るんですから」と、5回1死満塁で俊足の野村の遊ゴロをダッシュ良く、併殺打にした守備力の高さに舌を巻いた。
自軍は4回1死一塁から二塁・川瀬の失策から失点に結びついた。チーム失策34はリーグ最多。「こっちは守備のほころびが多い。それが今のゲーム差につながっている。レベルを高めていかないといけない」と小久保監督。日本ハムと再び対戦するのは、7月1日からの3連戦となる。