【巨人】広島に逆転勝ちで2位浮上 山崎伊織、7回途中1失点で6勝目 増田陸2打点、3番起用の泉口友汰が猛打賞
2025年5月28日(水)20時59分 スポーツ報知
1回無死、ソロ本塁打を放った増田陸(カメラ・小林 泰斗)
◆JERA セ・リーグ 巨人4—1広島(28日・金沢)
巨人が広島を逆転で破り、2位に浮上した。先発の山崎伊織投手は7回途中まで投げ6安打1失点でセ・リーグのトップに並ぶ6勝目を挙げた。増田陸内野手が本塁打を含む2打点、初めて3番に起用された泉口友汰内野手が7回に4点目をたたき出す適時打など3安打猛打賞と若手が躍動。キャベッジ外野手にはNPB通算11万号のメモリアル弾となる7号ソロも飛び出した。
山崎は1回2死からファビアン外野手に左前打、末包昇大外野手に四球を与え一、二塁とされると、坂倉将吾捕手に左翼線二塁打を打たれ1点を奪われた。
巨人が直後の1回裏に反撃。1番に入る増田陸内野手が広島の先発・大瀬良大地投手から、石川県営野球場の左翼席に飛び込む3号の同点ソロ本塁打。2死からは27日の試合で負傷し途中交代していたキャベッジ外野手が、NPB通算11万号となる7号ソロアーチを右翼場外に運び、勝ち越した。
山崎は3回、先頭の小園海斗内野手を中前打で出塁させ、2死をとってから坂倉を四球で歩かせ一、二塁と3イニング連続で得点圏に走者を進められたが、モンテロ内野手をフォークボールで空振り三振に打ち取り、追加点は許さなかった。
打線は4回、5番に入る吉川尚輝内野手が先頭で中前打。1死からヘルナンデス外野手が二塁内野安打でつなぎ一、二塁としたが、後続が抑えられ無得点。
5回の山崎は先頭の野間峻祥外野手に中前打されたが、小園を遊ゴロ併殺打。ファビアンを空振り三振に仕留め、勝ち投手の権利を得た。
6回まで95球の山崎は7回もマウンドに上がったが、1死から矢野雅哉内野手に左前打されたところで、2番手・中川皓太投手に交代。中川は代打・秋山翔吾外野手を左飛、野間峻祥外野手を二ゴロに打ち取った。
巨人7回に待望の追加点を挙げた。
広島の2番手、ドラフト3位ルーキーの岡本駿投手から、先頭で浅野翔吾外野手が左前打で出塁。送りバントでの1死二塁から、1回に同点の2号アーチを打った増田陸内野手が左中間を破る二塁打を放ち、浅野が生還し貴重な3点目。
なおも1死二塁で3番手・塹江敦哉投手から代打・リチャード内野手が振り逃げ(三振と暴投)で1死一、三塁とチャンスを広げると、この試合初めての3番に起用された泉口友汰内野手が3打席連続ヒットとなる右前タイムリーを放ち4点目を奪った。
8回からは大勢投手が登板。先頭の小園に中前打、ファビアンに死球、末包を四球で歩かせ無死満塁のピンチを迎え、坂倉を投ゴロで本塁との併殺。なおも2死二、三塁だったがモンテロ内野手を空振り三振に打ち取り、踏ん張った。
9回は守護神・マルティネス投手がマウンドにあがり、2死からドラフト1位ルーキーの佐々木泰内野手に右中間を破る三塁打を許したが、野間を空振り三振に抑え、23試合連続無失点を続けて逃げ切った。