大の里 横綱と呼ばれるのは「慣れません」 雲竜型は「部屋に入った時から決めていた」

2025年5月28日(水)16時11分 スポーツ報知

騎馬の上で笑顔を見せる大の里(カメラ・岡野 将大)

 日本相撲協会は28日、東京・両国国技館で大相撲名古屋場所(7月13日初日・IGアリーナ)の番付編成会議と臨時理事会を開き、大の里(二所ノ関)の第75代横綱昇進を決めた。茨城・阿見町の二所ノ関部屋では相撲協会から派遣された使者の到着を待って、昇進伝達式が行われた。大の里は伝達式後に二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)と会見に臨み、喜びと決意を語った。

 ▽会見での主な問答は以下の通り。

 —横綱昇進が正式に決まった。

「本当にうれしい。素直に。その言葉が一番。より一層これからが大事。また身を引き締めて頑張りたいですね」

 —「唯一無二」と入れた口上への思い。

「この言葉しかないなと唯一無二という言葉を。当初は使わない予定だったけれど、自分はこの言葉がぴったりだなと思った」

 —この言葉しかないと思った理由。

 「何が合うかなっていうことをすごい考えた結果、頭にパッと浮かんだのがこの言葉だった」

 —土俵入りの型は。

 「雲竜型で。親方が雲竜型。その憧れもある。親方から指導してもらうことは楽しみ。綱を締める責任もあるので、それに向けて頑張りたい」

 —雲竜型はいつ頃決めた。

 「もうこの部屋に入った時から決めてました」

 —入門から約2年で横綱となった。

 「全く考えてなかった。昨年5月の初優勝も想像してなかった。想像を超える2年を過ごせた。そのためにも部屋の稽古が身になった。それが一番色々作ってきたものだと思う」

 —大卒では(第54代)輪島以来の地位。

 「1つの目標だった。学生出身は同じ石川出身の輪島さんしかいない。常々耳にした。こうやって偶然ですがあの人もスピード出世で、同じ夏場所後に上がったということでタイミングも同じ。番付的には並んだが、まだまだあの人にはかなわないと思っている。これからまた同じ石川出身の先輩を超えられるように頑張りたい」

 —目指す横綱像は。

 「まだまだ未知な世界だと思う。今まで通り自分のスタイルを崩すことなく、大の里というのを前面に出して、口上にも言った通り、唯一無二の横綱を目指して自分自身これから頑張っていきたい」

 —昨日の夜は眠れた。

 「そうですね。場所終わったらもう緊張することもなく、開放感でたくさん眠れてますね」

 —横綱昇進を控えた朝を迎えた心境。

 「いつも通りの朝を迎えました」

 —新横綱場所の名古屋場所に向けて。

 「やっぱりこれからが大事になってくると思いますし、またさらに稽古精進して名古屋に向けて頑張りたいと思います」

 —率直に横綱と呼ばれるのはどんな気持ちか。

 「まだまだ慣れませんし、これから慣れてくるのかなと思いますね」

 —今後の目標。

 「そうですね。自分自身しっかりとその目標を内に秘めて、それに向かって頑張りたいなと思いますね」

スポーツ報知

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