【巨人】今季から育成で再出発の4年目右腕が6回無失点の好投 目標は「はい上がる」
2025年5月28日(水)17時48分 スポーツ報知
5回1死、スイングをアピールする菊地大稀(カメラ・宮崎 亮太)
◆イースタン・リーグ ロッテ0—8巨人(28日・ロッテ浦和)
巨人の菊地大稀投手が支配下復帰へ猛アピールした。
イースタン・ロッテ戦に先発し、6回3安打4奪三振で無失点。「自分はストライクゾーンの中でどんどん勝負するピッチャーだと思っている。今日はそれができた」と、与えた四死球は0。テンポ良く77球で投げ切った。
それでもこの日の好投に満足していない。「うまくボール球を使えたことは良かったけれど、(連打を浴びた)6回はボールが真ん中に集まってしまった。一、三塁の場面でも、結果打たれなかったけれど、初球の入りが不用意になってしまった」と反省の弁を述べた。
4年目の25歳は、高い奪三振率を武器に23年に1軍で50試合に登板。しかし昨季は登板なしに終わり、オフに育成契約で再出発した。今季は3月中旬に3軍降格となっていたが、3軍が参加したJABA選抜新潟大会では、5日の準決勝・JR東日本東北戦(ハードオフ新潟)に先発して9回4安打無失点、7奪三振で完封勝利を挙げ、9日に2軍へ昇格していた。
「はい上がる」が今季の目標。「もっと配球を勉強して、勝負所のボールの精度を上げていきたい」と次の登板を見据える。支配下選手の枠は残り7つ。東京ドームのマウンドに返り咲くため、背番号001が好投を続ける。