佐々木尽 日本人初ウエルター級王者へ気合い!「世界ベルトを取るために人生を懸けてる」
2025年5月28日(水)19時22分 スポーツニッポン
プロボクシングダブル世界戦の興行が28日、横浜BUNTAIで開催された。セミファイナル前に6月19日に大田区総合体育館でWBOウエルター級王者・ブライアン・ノーマン(24=米国)に挑むWBO世界ウエルター級2位の佐々木尽(23=八王子中屋)がリング上であいさつした。
セミファイナル開始前にリングに上がった佐々木は「ウエルター級では日本ボクシング界では世界チャンピオンがいなくて、6月19日約3週間後にですね、試合が決まりました。これは日本で5人目の挑戦者になるんですけど、大橋会長とかLemino様にも本当に感謝してます。そして何より皆さんが応援してくれたからこそ俺も頑張ってくれたんで、皆さんに本当に感謝します」と感謝の言葉を並べた。
そして「6月19はLeminoで配信もありますけど、ぜひ大田区総合体育館にぜひ会場に来ていただけたら嬉しいです。本気でこれを取るためには人生を懸けて生きてます。僕の生きざまを見られると思うので、ぜひ皆さん応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った
最後は「待ってろ!世界!!」のコール&レスポンスでマイクを締めた。
日本人が世界王座を獲得したことがないウエルター級(リミット147ポンド=約66.6キロ)で“第1号”になると公言している佐々木にとって、プロ22戦目で初の世界挑戦となる。
3月29日(日本時間30日)には米ラスベガスで行われたノーマンJrの初防衛戦を現地で観戦。王者が3回TKO勝ちした直後に挑戦状を手渡し、宣戦布告していた。ウエルター級の国内での世界挑戦は、1989年12月の尾崎富士雄(帝拳)vsWBA王者マーク・ブリーランド(米国)以来36年ぶり。海外も含めると09年10月の佐々木基樹(帝拳)vsWBA王者ビチェスラフ・センチェンコ(ウクライナ)以来16年ぶりとなる。