6年ぶりメジャー制覇へ渋野日向子「もう神頼みでしかない」渡米前に神社巡り 29日開幕全米女子OP

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　米女子ゴルフのメジャー第2戦全米女子オープンは29日（日本時間同日夜）から4日間、米ウィスコンシン州のエリンヒルズ（6829ヤード、パー72）で開催される。19年全英女子オープン以来のメジャー2勝目を狙う渋野日向子（26＝サントリー）は27日、9ホールを回って調整し「楽しみな気持ちでいっぱいですけど、コースも難しいので、不安もあります」と抱負を語った。

　17年男子の全米オープンを開催したリンクスコースのエリンヒルズについては「ラフには入れたくないなっていうぐらい長いし、フェアウエーもアンジュレーションが凄い。フェアウエーバンカーに入ると、もうセカンドは狙えないものが多いので、フェアウエーキープが大事になる」と印象を口にした。

　5月上旬、みずほアメリカズ・オープンで予選落ちを喫した後、帰国し、箱根旅行に出かけた。「初箱根めっちゃ良かった。温泉旅館で旅館で食べれるご飯にして、朝ごはん前に神社に行って、朝ごはん食べて湯本駅の周りを食べ歩きしたり。露天風呂も入った」とリフレッシュ。渡米直前には千葉県の香取神宮、茨城県の鹿島神宮、息栖神社を参拝する「東国三社参り」も行った。「もう神頼みでしかない」と笑った。

　全米女子オープンでは20年大会で4位と健闘。昨年は笹生優花に次ぐ2位に入った。相性は良さそうだが「コースも変わっているので難しいなと思いながら回っていますけど、いいイメージはちょっと持ちたいなと思います」と謙虚に受け止め、目標のスコアについては「毎日アンダーで回りたいから、我慢しないと」と話した。

　メジャー初出場初制覇を果たした19年全英女子オープンから6年。27歳になった渋野は「全英は何も知らない状態なので勢いが違う」と当時を思い出しつつ「いろんなものを知ってそれから6年ぐらい経っている。でも、それを知った上で勝つことがどれだけ大きいことかというのは凄く思うので、勝てるように頑張りたい」と6年ぶりのメジャー2勝目への強い思いをにじませた。