力石政法 兄弟同時世界王者へ世界初挑戦まもなくゴング...リングネームはあの「力石徹」から
2025年5月28日(水)19時2分 スポーツニッポン
◇プロボクシング IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦 同級1位 エドアルド・ヌニェス(メキシコ)<12回戦>同級3位 力石政法(大橋)(2025年5月28日 横浜BUNTAI)
プロボクシングダブル世界戦のIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦で、同級3位の力石政法(30=大橋)が同級1位エドアルド・ヌニェス(27=メキシコ)と対戦する。勝てばIBF世界フライ級王者の兄・矢吹正道(32=LUSH緑)と兄弟同時世界王者が実現する。力石の本名は「佐藤」だが、漫画「あしたのジョー」の主人公・矢吹丈にちなんだリングネームの兄に倣い、矢吹のライバル・力石徹からつけた。
<力石徹>
「あしたのジョー」の主人公・矢吹丈の最大のライバル。ウエルター級(66.6キロ以下)で6回戦デビューから13連続KO勝ちしたが、野次を飛ばした観客を殴って出場停止処分に。謹慎中にも暴力事件を繰り返し、少年院送りとなって矢吹と出会う。
脱走を試みた矢吹を鎮圧したことで、矢吹は本気でボクシングに取り組む。少年院を慰問に訪れた白木葉子に暴言を吐いた矢吹に激怒し、ボクシング対決へ発展。矢吹をボコボコにしながらも2ラウンドにクロスカウンターを決められ、ダブルノックダウンとなった。力石退院の際にも決闘したが途中で止められ、プロでの再会を約束した。
4階級下のフェザー級(57.1キロ)でプロ復帰。退院してプロボクサーとなった矢吹がバンタム級(53.5キロ)で頭角を現し始めたのを見て、自身も同級に転向して過酷な減量を実施。8回戦で対戦し、ダブルクロスを仕掛けた矢吹をトリプルクロスの左アッパーで倒して8回2分47秒KO勝ちした。
しかし、握手を求めてきた矢吹に応じようと手を差し出しながら倒れ、医務室へ運ばれたものの息を引き取った。6回に矢吹の左をテンプルに受けてダウンしたことに加え、さらにロープで後頭部を強打していた影響と診断された。