レジェンド葛西紀明 9度目の五輪出場へ「もちろん出たい」土屋ホームの合宿を公開

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　ノルディックスキージャンプの葛西紀明（52）が5月28日、沖縄県宮古島で行う所属先の土屋ホームの合宿を公開し、26年ミラノ・コルティナ冬季五輪出場への意欲を口にした。

　冬季五輪最多記録となる9度目の出場へ、「誰も成し遂げていない。それを達成できれば、新たなギネス記録にもなる。もちろん出たい」と言葉に熱を込めた。

　この日は早朝から夕方までランニングやビーチバレーによるトレーニングなどでみっちりと汗を流した。テーマは筋力アップ。「年々落ちている部分を上げるつもりでやっている」。全体練習をこなした上で、自身で行うトレーニングの量は例年よりも増えたという。6月に53歳を迎えるレジェンドは、精力的に体作りに励んでいる。

　全ては大舞台に向けた基礎作り。現在の主戦場はW杯下部にあたるコンチネンタル杯。まずはここで30位以内に入ってポイントを稼いでW杯代表に入ることが、五輪出場へのステップとなる。「早めに、夏からエンジンをかけていく」。41歳で迎えた14年ソチ五輪で個人ラージヒルで銀、団体で銅メダルを獲得した実績を持つ。険しい道のりであることは重々承知。スキー界のレジェンドが、新たな偉業に挑戦する。