巨人・増田陸「昨日チャンスで打てなかったので、この打席だと思ってやり返したかった」

2025年5月28日(水)21時0分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 巨人4—1広島(2025年5月28日 金沢)

 巨人の増田陸内野手(24)が28日の広島戦(金沢)に「1番・一塁」で先発出場。自身初の初回先頭打者アーチを放つと、こう着状態だった7回には貴重な追加点となる適時二塁打を放ってチームの勝利に貢献した。

 まずは0—1で迎えた初回、相手先発右腕・大瀬良が1ボール2ストライクから投じた4球目、高めに浮いたフォークボールを捉えると、打球は左翼スタンドに吸い込まれる同点弾となった。

 巨人は2023年に5本、昨年は3本の先頭打者弾があったが、今季はこれがチーム1号。

 増田陸は今月21日の阪神戦(甲子園)で2022年8月10日の中日戦(バンテリンD)以来3年ぶりに1番に入り、この日が7試合連続の1番起用だったが、自身初の初回先頭打者本塁打となった。

 なお、増田陸のこの一発がプロ野球通算10万9999号。この回、4番・キャベッジが放った勝ち越しの右越え7号ソロが11万号のメモリアル弾となっている。

 増田陸は前日27日のカード初戦(富山)で1点を追う9回に2死一、三塁で打席に入ったが、相手守護神・栗林のフォークボールに空振り三振を喫して最後の打者に。

 試合後には敗戦の責任を一人で背負い込むようにベンチでうなだれていただけに「打ったのは落ち球です。昨日の分をやり返したかった。すぐに追いつくことが出来て良かったです」とコメントも勇ましかった。

 その後、試合はこう着状態となったが、2—1のまま迎えた7回、1死二塁の場面で入った第4打席では相手2番手右腕・岡本から左中間へ適時二塁打を放って貴重な追加点。

 「昨日チャンスで打てなかったので、この打席だと思ってやり返したかった。ランナーを返せて良かったです」とここでも前夜の悔しさをにじませていたが、殊勲の2打点だった。

スポーツニッポン

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