横綱昇進の大の里「横綱の地位を汚さぬよう、稽古に精進し唯一無二の横綱を目指します」と口上
2025年5月28日(水)10時58分 読売新聞
横綱昇進の伝達を受け、口上を述べる大の里(左)と二所ノ関親方(28日午前10時12分、茨城県阿見町で)=浦上太介撮影
日本相撲協会は28日、大相撲名古屋場所(7月13日初日・IGアリーナ)の番付編成会議と臨時理事会を開き、大関大の里(24)(本名中村
今年初場所後の豊昇龍に続く新横綱誕生で、日本出身では稀勢の里(師匠の二所ノ関親方)以来、8年ぶり。協会の使者が茨城県阿見町の二所ノ関部屋で満場一致での昇進を伝えると、大の里は「横綱の地位を汚さぬよう、稽古に精進し、唯一無二の横綱を目指します」と口上を述べた。
大の里は2023年夏場所で、幕下10枚目格付け出しで初土俵を踏んだ。所要13場所での昇進は、年6場所制となった1958年以降の初土俵では輪島の21場所を抜き最速。新入幕からの所要9場所も大鵬の11を抜いて最速となった。石川県出身の新横綱は輪島以来、52年ぶり。名古屋場所は2横綱1大関となり、2021年秋場所以来、4年ぶりに番付の東西に横綱が並ぶ。