フラガ、駐日ブラジル大使を表敬訪問。7月のSF富士ラウンドへの招待に対し「いらっしゃる気満々でした」

2025年5月29日(木)16時0分 AUTOSPORT web


 5月28日、全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦しているイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)は、東京都にある駐日ブラジル大使館を訪れ、オタヴィオ・エンヒッケ・ジアス・ガルシア・コルテス大使に表敬訪問を行った。



 石川県で生まれブラジル育ちのフラガはミドルネームの“オオムラ”で分かる通り日系ブラジル人。欧州でのキャリアを経て2023年シーズンより活動の拠点を日本に移し、GT300クラスやSFライツに参戦。eスポーツレースでもトップ選手のひとりとしてその名を知られており、グランツーリスモ世界王者を獲得した経歴も持つドライバーだ。


 2024年は、スーパーフォーミュラに参戦するPONOS NAKAJIMA RACINGのリザーブドライバーを務めていたフラガは、2025年から同チームのレギュラードライバーに起用された。ルーキーイヤーであるものの第3戦もてぎで3位表彰台を獲得する活躍を見せ、第5戦終了時点でランキング7位に位置している。



懇談するオタヴィオ・エンヒッケ・ジアス・ガルシア・コルテス駐日ブラジル大使とイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)

 フラガはコルテス大使とお互いをよく知るための対話が多かったと明かし、フラガからは自身のルーツや日本でレースをするまでの経歴などを話したという。懇談の雰囲気については、「すごくアットホームな感じで居心地が良かったですね」と振り返り、「(大使は)すごくフレンドリーですごく明るい方でした。楽しい時間を過ごせました」と語った。


 懇談の中で7月18〜20日に富士スピードウェイで行なわれる第6&7戦への招待を申し出た際には、「いらっしゃる気満々でした」とフラガも嬉しそうに語った。自身への後援に関しては、「やれることはやってみるよとなり、検討いただいています」と明かし、前向きに検討されるようだ。



レーシングスーツ姿で懇談するオタヴィオ・エンヒッケ・ジアス・ガルシア・コルテス駐日ブラジル大使とイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)駐日ブラジル大使の元に訪問したイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)

 日本ブラジル外交関係樹立130周年を迎えた2025年。年初にブラジルで結婚式を挙げたばかりであり、自身にとっても記念すべき年に日本のトップフォーミュラに到達したフラガは、自身をブラジルと日本のコミュニティの間にいる人物だとし、「日本にいるブラジルの方ももっとたくさん観に来てくれたら嬉しいですし、そのきっかけになればいいな」と述べた。


 7月の富士ラウンドに向けては、「もちろんいい結果を残したいですね。6月6〜7日に富士テストがあり、すでにメニューが組んであります。万全な状態で富士ラウンドに挑みたいと思います」と意気込みを語った。


 サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)のアルゼンチン大使館、ザック・オサリバン(KONDO RACING)のイギリス大使館訪問に続いての外国籍ドライバーの大使館訪問、次回はどのドライバー、どの国になるのだろうか。



イゴール・オオムラ・フラガから感謝とサーキットでお会いしたい旨が書かれた色紙がコルテス駐日ブラジル大使へ贈られた


イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)からオタヴィオ・エンヒッケ・ジアス・ガルシア・コルテス駐日ブラジル大使へ色紙とともに応援タオルが贈呈された

AUTOSPORT web

「ブラジル」をもっと詳しく

「ブラジル」のニュース

「ブラジル」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ