巨人24歳新リードオフマンは「絶対チームに必要」チャンスに打てず奮起 やり返しの姿勢が話題「まさに不屈の男」

2025年5月29日(木)5時20分 ココカラネクスト

増田陸は新リードオフマンとしてチームをけん引している(C)産経新聞社

 巨人は5月28日の広島戦(金沢)に4−1と勝利。先発の山崎伊織が7回途中1失点と力投、投打がかみ合い、2位に浮上した。

 山崎は立ち上がりに広島打線につかまる。初回二死一、二塁から坂倉将吾に適時打を許し、失点。しかしすぐさま味方が逆転を果たすと、その後は粘り強く投げ、追加点を許さない。結果として7回途中6安打1失点の好投でリーグ最多タイとなる6勝目をマークした。

【動画】増田陸がチームを勢いづける先頭打者弾を放ったシーン

 またこの試合で大きかったのは打線の奮起にもある。

 「1番・一塁」で先発した増田陸は初回、相手先発、大瀬良大地に追い込まれてからの4球目、浮いたフォークをしっかり捉えて左越えの同点3号アーチを放つ。自身初の先頭打者弾をマークするとベンチで雄たけびと渾身のガッツポーズを繰り出した。

 悔しい思いがあった。北陸シリーズ初戦の27日のゲームは1点ビハインドの9回二死一、三塁の場面で打席が回るも、空振り三振と最後の打者となった。敗戦の責任を一身に背負い、沈痛な表情でベンチでうなだれる姿も中継カメラにはとらえられていた。

 さらに増田陸はこの試合、7回にも左中間を破る適時二塁打で追加点。この日は3打数2安打、1本塁打含む2打点としっかりチームの支えになった。

 試合後のお立ち台では6勝目をマークした山崎、初回にアーチをかけたトレイ・キャベッジとともに上がり、前日の試合でラストバッターとなったが取り返したと振られると、「昨日はすごい悔しかったので、今日はやり返してやろうと思って挑みました」と力強く言い切った。

 前日の無念をすぐさま取り返す闘志あふれる姿勢、高校球児さながらの髪型も話題を呼ぶ。背番号61にはファンの間からも「まさに不屈の男」「絶対チームに必要」「応援のしがいがある」「好きになれる選手」と好感が高まっている。

 攻撃的1番も機能し、2位に浮上。今月は主砲の岡本和真の離脱という大きな出来事もありながら、チーム全員で力を合わせ、再び上昇気流を捉えようとしている。今後の戦いぶりも注目されそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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