ローマ、ガスペリーニ監督招へいに前進か…アタランタは後任候補としてサッリ氏を注視?
2025年5月29日(木)14時23分 サッカーキング
ローマ就任の可能性が報じられた(左)ガスペリーニ監督とアタランタが関心を寄せる(右)サッリ氏 [写真]=Getty Images
現在67歳のガスペリーニ監督はジェノアやインテル、パレルモを率いた後、2016年7月にアタランタに就任。チームをセリエA上位争いの常連へ成長させると、2023−24シーズンにはヨーロッパリーグ(EL)を制覇し、クラブを史上初の欧州タイトル獲得へと導いた。現行契約の満了が6月末に迫る中、今年2月には「物事にははじまりがあれば終わりもある。この契約に更新はない」と発言するなど、今シーズン限りでの退任を示唆している。
そんなガスペリーニ監督だが、現在はローマに活躍の場を移すことが有力視されている。クラウディオ・ラニエリ監督との契約が今シーズン終了までとなっている同クラブは、後任候補としてガスペリーニ監督をリストアップし、早期の契約締結に向けて動いている模様。報道によると、ローマは2028年6月末までの3年契約を年俸600万ユーロ(約9億8000万円)という条件で提示し、ここ数日間で交渉は急速に進展しているという。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏も、ローマが新指揮官招へいに向けて動いていると前置きしつつ、「ガスペリーニ監督就任に向けたカウントダウンが始まった」と指摘している。
一方、アタランタは指揮官退任に備えて後任探しに着手しており、かつてナポリやチェルシーを率いたマウリツィオ・サッリ氏が有力候補となっているようだ。しかし、サッリ氏に対しては、ラツィオが年俸280万ユーロ(約4億6000万円)の2年契約を提示したとも報じられており、招へいできるかは不透明だという。