マンUがASEANオールスターズとの親善試合に敗北、試合後にはブーイングも…指揮官「必要なのかもしれいない」
2025年5月29日(木)5時5分 サッカーキング
アモリム監督が試合を振り返った(写真は25日のアストン・ヴィラ戦のもの)[写真]=Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドは28日、ASEANオールスターズとの親善試合を行った。試合は両チームともにスコアレスで折り返して迎えた71分、ミャンマー代表FWマウン・マウン・ルインのゴールでASEANオールスターズが先制。マンチェスター・ユナイテッドはその後も得点には至らず、0−1で敗北した。
試合後、アモリム監督は「もちろん、もっといいパフォーマンスを発揮すべきだった。我々にはスピードが欠けていたし、トレーニングだろうが試合だろうが勝たなければいけない」と敗戦を悔やんだ。一方で、「だが、重要なのはケガ人が出なかったことだ。何人かの選手はリスクを抱えていたが、ファンの期待に応え、選手全員をピッチに送り出したいと考えていた」と負傷者を出すことなく終えた点を指摘した。
そして、「プレミアリーグ最終節ではチャンピオンズリーグ出場を目指すチーム相手にかなりいいプレーができていた。だが、今日はまったく違っていた。私が最も懸念しているのは、たとえストリートでのミニゲームだろうと、全ての試合、全てのトレーニングで勝たなければいけないという、この感覚を持たなかればいけないということだ」と、勝利を狙う姿勢の重要性を強調した。
試合後には、敗れたマンチェスター・ユナイテッドに対して観客がブーイングする場面があった。アモリム監督は、「私がこのクラブの監督として指揮を執った最初の試合からずっと、チームのパフォーマンスには常に罪悪感を感じている。もしかしたらブーイングは、我々にとって必要なものなのかもしれない。プレミアリーグでは、負けた試合でもファンはいつも応援してくれていたからね。試合後はいつも、ファンが我々と共にいてくれた。来シーズンはどうなるか、様子を見てみよう」と、観客の反応について自身の考えを述べた。
【動画】ASEANオールスターズが先制 vsマンU