阪神・木浪 攻守で門別救った 決勝ホームにダイビングキャッチ「頑張っていたので(勝てて)良かった」」
2025年5月29日(木)5時15分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 阪神1—0DeNA(2025年5月28日 甲子園)
阪神・木浪が攻守で先発・門別を救った。0—0で迎えた5回の2打席目。フルカウントから先発・ケイが投じた外角低め153キロの直球をコンパクトにはじき返した。
「(ケイは)凄く良い投手。行くと決めた時にしっかり振れるかどうかを凄く考えていた。チャンスメークできた」
打球は三遊間を破る左前打。1死から代打・島田の三ゴロで二塁に進塁すると、続く近本の左前適時打で先制のホームを踏んだ。18年ぶりのリーグ制覇に輝いた23年シーズンをほうふつとさせる木浪が塁に出て近本が還す「キナチカ」コンビの得点の鉄板パターンが虎の子の1点を演出した。
「最低限のプレーができた」。守備でも魅せた。0—0の5回2死一、二塁。宮崎が放った中前へ抜けるかと思われた打球をダイビングキャッチ。結果は内野安打となったが、適時打を防ぐスーパープレーだった。
「(門別が)頑張っていたので(勝てて)良かった」。充実感をにじませながらクラブハウスへ引き揚げた。(石崎 祥平)