先発野手全員安打で2連勝 4カードぶり勝ち越し マラーは来日初勝利
2025年5月29日(木)21時3分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 中日6-0ヤクルト(2025年5月29日 神宮)
低空飛行が続いていた中日打線が、火を吹いた。
口火を切ったのは、2試合連続で3番起用された岡林。初回2死から左前打。その後、一、二塁とし、高橋周が左中間を破る2点二塁打で先制した。
“神宮の鬼”も黙ってはいない。2回無死二塁から、村松が一振りで決めた。小川の初球ど真ん中の直球を強振。右中間スタンドへ放り込む今季1号2ランだ。「チームのいい流れに乗せてもらいました。すぐに追加点を奪えてよかった」。村松は神宮では昨季打率・650(40打数26安打)と驚異的な数字を記録。通算3本塁打は全て神宮で、1年目の23年から3年連続で描いた。
3回には先頭・上林も右越え6号ソロ。この時点で先発野手全員安打を記録するなど11安打6得点。相手先発・小川を攻め立てた。
打線の援護を受け、先発・マラーもリズムに乗った。150キロ超の直球を軸に、カットボールやカーブ、チェンジアップなどを織り交ぜてヤクルト打線を圧倒。7回無失点で来日初勝利。
チームは2連勝で4カードぶり勝ち越しを決めた。