ドジャース痛恨 中継ぎ陣崩壊で逆転負け 大谷も無安打...岡島秀樹氏が「大きな1敗」と心配した点は?
2025年5月29日(木)5時26分 スポーツニッポン
◇インターリーグ ドジャース4—7ガーディアンズ(2025年5月28日 クリーブランド)
ドジャースは28日(日本時間29日)、敵地でのガーディアンズ戦に4−7で逆転負けを喫した。注目の大谷翔平投手(30)は「1番・DH」で先発出場したが、3打数無安打、1四球に終わり、メジャー日本人初の4試合連続本塁打はならなかった。
試合は先発・カーショーが5回1失点と粘りの投球。7回まで4−2と2点リードで終えた。だが8回、3番手の左腕・スコットが1死満塁からジョーンズに左前2点適時打されて同点。なおも1死一、二塁から4番手・ベシアがマルティネスに勝ち越し3号3ランを浴びて、試合をひっくり返された。先発・カーショーの今季初勝利が消え、チームも3連勝を逃した。
ドジャースは7回までリードしていた試合は、ここまで28勝2敗という逃げ切り態勢だったが、痛恨の逆転負け。NHKの中継で解説を務めた元メジャーリーガーの岡島秀樹氏は、勝ち越し3ランを浴びたベシアに「ボールが来てなかったですね。ホームランを打たれてからのボールの方が出力があった」と、慎重になり過ぎた投球を指摘した。
カーショーの今季初勝利が消えたことも、チームには少なからず影響がありそうだ。岡島氏は「カーショーの勝ちが消えて嫌な流れですよね」と話し、さらに「逃げ切り態勢で、スコットだとか、リリーフ陣が打ち込まれたのが大きい1敗」と語った。
ナ・リーグ西地区で首位を快走するドジャースの原動力の一つが、リリーフ陣の奮起。それだけに同氏は「スコットの調子がちょっとですね、気になりますよね。ここ最近は打たれているんですよ。ちょっと、この回を早くに出たというのはそういうのもあるのかな」と言及。スコットはこの日、7回途中からマウンドに上がっていた。
スコットはこの日で26試合目の登板となるなど、リリーフ陣の中でも柱の一人。それだけに心配は尽きず「そこが不安材料ですよね。リリーフが安泰だったんですが、そこが崩れかけるとちょっと不安材料になります」と解説した。
一方で、4戦連続本塁打の期待がかかった大谷は1四球ながらも無安打に終わったものの「まあ、こういう日もありますね」と意に介さなかった。
大谷は初回の第1打席は空振り三振。3回の第2打席は2死無走者で二ゴロだった。5回の第3打席も2死無走者で迎え、左飛に終わった。7回の第4打席は2死三塁の好機で迎え、暴投で4点目が入った後に四球を選んだ。これで4試合連続出塁となったが、9回は打席が回らず、無安打に終わった。