中上貴晶「ホンダのトップでチェッカーを受けたが、マシンのパフォーマンスを改善しなければならない」/MotoGP第8戦イタリアGP決勝

2022年5月30日(月)12時45分 AUTOSPORT web

 5月29日、2022年MotoGP第8戦イタリアGP MotoGPクラスの決勝がイタリアのムジェロ・サーキットで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は8位でチェッカーを受けた。


 午前中のウォームアップ走行は朝方まで降った雨の影響で、所々ウエットパッチが残るコンディションとなった。中上はスリックタイヤのフロント、リヤともにソフトタイヤで走行を行い、周回を重ねるごとにタイムを更新した。セッション終盤には一時2番手タイムとなる1分47秒414をマークして、最終5番手でウォームアップ走行を終えている。


 迎えた決勝は青空が広がり、気温22度、路面温度33度のドライコンディションでスタートした。中上はフロントにミディアムタイヤ、フロントにソフトタイヤで挑み、スタートではひとつポジションを上げるが、序盤で12番手までポジションを落としてしまう。レース中盤、前を走る11番手のマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)をパス。


 その後レース終盤にエネア・バスティアニーニ(グレシーニ・レーシングMotoGP)の転倒によりひとつポジションを上げると、さらにファビオ・ディ・ジャンアントニオ(グレシーニ・レーシングMotoGP)、ミゲール・オリベイラ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)をパスして、8位争いのグループの先頭でチェッカーを受け、3戦連続のシングルフィニッシュを達成した。


 この数戦、気温が低いときはタイヤのパフォーマンスを存分に引き出せるが、気温と路面温度が上がると苦戦が続いている。レースを終えた後、中上も「ホンダ勢の中ではトップで終えたというのはポジティブな面ではあるが、まだまだ8位だしトップとは10秒以上差がある」と語っていた。連戦となる第9戦カタルーニャGPで問題の解消に挑み、さらに上位を狙う意気込みだ。


■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(決勝:8位)

「とても厳しいレースでした。特に序盤はスピードを見つけられず、いくつかポジションを落して、12番手まで下がってしまいました。そのあとマルク、ディ・ジャンアントニオ、そしてオリベイラをパスしました。その時の2ラップはとてもいいライディングができたと思います」


「そして最終的に8位でフィニッシュ。ホンダのトップでチェッカーを受けました。とてもいい結果ですが、もっとマシンのパフォーマンスを改善していかなければなりません。次のモンメロでどのようなレースができるか楽しみです」

中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第8戦イタリアGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第8戦イタリアGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第8戦イタリアGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第8戦イタリアGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第8戦イタリアGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第8戦イタリアGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第8戦イタリアGP

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