【日本ダービー】クロワデュノールは22年制覇のドウデュースと同じ“リベンジ枠”の7枠13番
2025年5月30日(金)6時0分 スポーツ報知
ドウデュースと同じ7枠13番のクロワデュノール
◆第92回日本ダービー・G1(6月1日、東京競馬場・芝2400メートル)
第92回日本ダービー・G1(6月1日、東京)の枠順が29日、確定した。皐月賞2着からの逆襲を狙うクロワデュノールは7枠13番に決定。22年に皐月賞3着からダービー制覇を果たしたドウデュースと同じ“リベンジ枠”を陣営は「内になるよりよかった」と歓迎した。
リベンジを果たすのにふさわしい枠を引いた。クロワデュノールが引き当てたのは7枠13番。22年に皐月賞3着からダービー馬に輝いた、ドウデュースと同じ馬番だ。ダービーが18頭で行われるようになった1992年以降、3勝を挙げている枠でもある。斉藤崇調教師は「いいと思います。変に内になるよりは良かったですね」と明るい表情で切り出した。
東京競馬場の芝は、今週からCコースに替わる。先週(Bコース)のオークスは良馬場で行われたが、当日の7Rまでは稍重の発表で、パンパンの良ではなかった。ダービーも天候がポイントになるが、きれいなところを選択できる外めの枠もいいはずだ。指揮官の言葉にもうなずける。
皐月賞は1分57秒0のレースレコードでの決着。ファウストラーゼンのまくりにより、特に後半5ハロンは厳しいラップが並んだ。そこを自ら勝ちに動き、ミュージアムマイルには差されたものの2着に踏ん張った走りは、評価が落ちるものではない。
28日の追い切りでも本紙評価は最高の「G」となり、状態は万全だ。29日は厩舎周りを運動して過ごした。トレーナーは「追い切った後もダメージはなく、大丈夫です。あとは北村(友)さんに頑張ってもらいましょう」と笑みを浮かべた。主役の座を取り戻すための準備は整った。(山下 優)