「無様な姿を晒した」大谷翔平がアストロズ打線に見せた“今季最悪の投球”に米メディアから逆風!「厳しい夜」

2023年6月3日(土)17時30分 ココカラネクスト

アストロズ打線に厳しい内容に終始した大谷。そのパフォーマンスに本人も反省の言葉を口にした。(C)Getty Images

「形的には悪くなかったですかね。ただ、相手が狙っているところで抜けたりとか、最後のホームランもそうでしたけど、抜けがちょっと多かったかな」

 今季12度目の登板を終えた大谷翔平(エンゼルス)が、地元局『Bally Sports West』などの取材で口にしたのは反省の言葉だった。無理もない。この日の彼は今季ワーストクラスの内容に終始したからだった。

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 初回に相手主砲ヨーダン・アルバレスに2ランホームランを打たれた背番号17は、5回と6回にも失点。結局、6回(107球)を投げて、被安打は2本の被弾を含む今季ワーストタイの9、5失点と、先発投手としてゲームメイクの役割は担えなかった。

 もちろん、アストロズ打線の地力は凄まじいものがあった。立ち上がりから制球がバラついていた大谷に対しても、しっかりと狙い球を定めて対応。とりわけ、ゲームの流れを引き寄せたアルバレスの2ランは、エンゼルスを率いるフィル・ネビン監督が「2球目の失投を逃してくれることは少ない」と指摘した圧巻の打撃だった。

 今季3度目の5失点を喫し、降板を余儀なくされた大谷。そんな精彩を欠いたエースには、現地メディアからも厳しい言葉が向けられた。米紙『The courier journal』のダニエル・ラーナー記者は自身のツイッターを更新し、「ショウヘイ・オオタニは今夜アストロズに9本のヒットを打たれ、彼がメジャー・リーグの先発で許した最多タイ記録に並ぶほど、無様な姿を晒した」と断じた。

 また、米紙『The Beaumont Enterprise』は、「今夜のオオタニは今まで我々が見たようにシャープではなかった。我々は幸運にも機会を生かすことができたんだ」としたアストロズのダスティ・ベイカー監督による戦評を紹介したうえで、「オオタニにとって投打で厳しい夜を迎えた。とくに投手としての内容は分析し直す必要がある」と投げかけた。

 直近7登板で防御率5.02と支配的な投球を見せきれていない大谷。ここから彼がいかにして立ち直っていくのかは実に興味深いところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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