スウェーデンで無観客ラリーイベント開催。オリバー・ソルベルグやエクストロームなど出場

2020年6月5日(金)16時15分 AUTOSPORT web

 6月7日(日)にスウェーデンでラリードライバーによる無観客エキシビション『ラリー・スウェーデン・ロックダウン』が行われる。イベントにはマティアス・エクストロームやペター・ソルベルグの息子、オリバー・ソルベルグなどが出場する。


 イベントはスウェーデン・トルシュビーを舞台に行われ、計6名のドライバーによるトーナメント形式のバトルが繰り広げられる。


 当日は練習走行にあたるシェイクダウンが行われた後、2度のクオリファイランが行われる。このクオリファイのステージタイム上位3名と、クオリファイ4〜5番手だったドライバーのうち、1対1のノックアウト対決を制したドライバーの計4名がセミファイナル進出権を得る。


 セミファイナルでは各ドライバーが1対1の直接対決を演じ、ステージを2度走行。その合計タイムで勝敗が決められ、セミファイナルの勝者同士はイベントチャンピオンを決めるAファイナルに、残った2名はBファイナルで3位決定戦に臨む。


 出場するのはエクストローム(シュコダ・ファビア)、オリバー(フォルクスワーゲン・ポロ)のほか、ポンタス・ティデマンド(シュコダ・ファビア)、エミル・ベルクビスト(シュコダ・ファビア)、P-G.アンダーソン(フォード・フィエスタ)、ヨンア・イーソン・ブローテ(ミツビシ・ミラージュ)の6名だ。


 ラリー・スウェーデン・ロックダウンに参加するオリバーは「またマシンに乗り込むことができてうれしい。レーシングスーツを着てマシンに乗り込み、エンジンスターターボタンを押すという動作が恋しかった」と述べている。


「このイベントを実現させたオーガナイザーには心から感謝している。イベントを実現させるべく、彼らは素晴らしい仕事を成し遂げてくれたからね」


「会場にファンを呼ぶことができないのは残念だが、世界はまだ新型コロナウイルスとの戦いを続けているから、慎重に進めないといけない」


 イベントは新型コロナウイルス感染対策として無観客で行われるが、ステージ各所に設置されたカメラやオンボードカメラ、ドローンなどを駆使してスウェーデン国内で生中継されるほか、WRC世界ラリー選手権の有料オンデマンドサービス『WRC+』などで後日配信される。


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