オコエも来る!巨人・ウォー砲大暴れの裏 し烈さ増す「外野手争い」

2023年6月8日(木)11時30分 ココカラネクスト

再昇格が決まったオコエ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人の外野手争いが再びヒートアップしてきた。

 巨人は7日のオリックス戦(京セラドーム)に10−0と大勝。先発の戸郷翔征は7回6安打無失点で両リーグ単独トップの7勝目。打線では愛され助っ人で知られるウォーカーがあわやサイクルと大暴れ、今季初の2桁得点といよいよ勢いがついてきた。

【動画】ウォーカーが大暴れ!第3打席に特大のホームランを打った場面

 この日、「6番・DH」で先発出場したウォーカーは6回の5号ソロ含め、5安打3打点と大暴れ。2回に特大の右中間三塁打、4回に左前打、6回に中越えソロと二塁打を放てばサイクル安打達成と注目も、8回、9回の打席はいずれも単打と快挙達成はならなかったが、前日はエース山本由伸相手に1得点に終わった打線に勢いを与えたのは間違いない。

 一方、助っ人でも明暗が分かれたのはブリンソンだ。「8番・中堅」で先発出場した7日の試合では、2回一死三塁の好機で空振り三振。4回二死三塁のチャンスにも一邪飛に倒れ、4回から交代。試合後に降格が決まった。

 DeNA戦などでは無類の勝負強さを発揮したブリンソンも6月の月間打率は・067とバットも湿りがちだった。替わってオコエ瑠偉外野手の再昇格が決まった。

 一方、オコエの合流により再び外野手争いもし烈さを増しそうだ。7日のスタメンは左翼に秋広優人、中堅ブリンソン、右翼に丸佳浩の形だったが、ほかにも松原聖弥、俊足で知られる重信慎之介らも控える。二軍では、7日のイースタン・西武戦で2回に3号ソロの本塁打含め3安打の猛打賞をマークした2年目の大型外野手、岡田悠希もアピールに努めており、限られた椅子を座るメンバーには継続した活躍が求められそうだ。

 昨年大ブレイクしたウォーカーも最近は秋広の活躍などを受けてベンチウォーマーとなることも多かったが、ここにきて再び存在感を示している。降格となったブリンソンの姿にも危機感を抱いたことだろう。

 注目集める外野手争いはし烈さを増すほどチーム力の底上げにもつながる。まずは開幕戦で「1番・左翼」に入ったオコエが再昇格でどんな姿を見せてくれるのか。原監督が描くチームデザインにどんな化学反応が生まれるのか、ファンにもまた新たな楽しみとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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